本当の赤○は泣き虫で、そんでもって強がりな俺の恋人でした。

26話 ページ28

いや……








か、考えてかったわけじゃないけど…









………今は頭になかったな。うん。








…え、マジで？








………やんの？









A 「………あのー、質問いいですか？」









「なんだよ」









A 「まだ付き合い始めて一ヶ月ほどしかたって無いんですけど…やんの？」









「やるだろ」









A 「え〜……」









「なーに言ってんだよ！お前、一年の時とかめっちゃ荒んでただろうが！」









A 「う………」









「いくら女子に優しくしてたからって、お前が女の子を喰い荒らしていたことに変わりはない！」









A 「ううっ………！せ、正論だ…正論すぎる…」









確かに俺は一年のころ………







不特定多数の女の子と体の関係を持ってましたよ…はい…






で、でも全員に優しくしたし、泣かしたりなんかしてないし…








それに…







A 「あ、あの頃は精神的にも不安定で未熟だったからで…今はもうしないし…」









「関係ないね。過去は過去だ。」









A 「………すんません。」









たしかに昔、コイツには迷惑かけたからな…





根にもってんのかな。







でも









A 「………大事な、子なんだけど。」








出来る限り、征十郎のペースに合わせたい。








………傷つけたくないし、怖がられたくない。









「だったら尚更だな。」









A 「………え？」









「相手の奴、期待してんじゃねーの？…お前に」

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