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宙色の姫。
この世に住み、剣に触れたものならば必ず知る
有名な殺し屋。
今まで数多の人々を殺してきたにも関わらず、未だその正体がわかっていない。
幼子という説、学生という説、女という説、男という説。挙句の果て沢山の証言がありすぎて"宙色の姫 複数人説"まで浮上した。
仮面を付けているため、目元と髪しか見えないのである。
しかし宙色の姫は『依頼 』でしか動かない。日頃平民や善人には悪意を及ぼさない、むしろ悪人から守ってくれる存在として、尊敬·期待の意を示すため"姫"と呼ばれていた。
そんな姫は、今日も依頼をこなそうとしていた。
「 な、なんだお前ッ 」
「っへ、お前ももうここまでだ、死ねぇ!!」
「______っ悪人、許さない 」
たまたま通りすがった現場にいた人を助けたら。
「 今の、お前がやったのか!? 」
「 ……はい? 」
なんか、気に入られてしまった。
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作者名：ウニおもち。 | 作成日時：2020年8月1日 22時
