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約8年前
祖父「よーし、これで釣れるだろう」
「こんなんで釣れるわけねぇーだろw」
祖父「いやいやわからんよ、捕まえたってやつもいるからな」
「いやー、いるといいなぁ」
「居たら居たでどうせ捕まえて売るだろ?」
「ひでぇw」
私は祖父さんたちの話を聞きながら持ってきたゲームをしていた。
中学に上がるまでは毎年恒例で親戚が集まって家の近くの公園でキャンプをしていた。
でも私はそこそこ仲がいい訳では無いためいつも1人でゲームをしたり、本を読んだりしていた。
つまり、とてつもなく暇である。
祖父さんたちは少し離れたところで何かをしていた。
それを私はじっとただ見つめていた。
何をしているのだろう。
何か魚でも釣るのだろうか。
もうバーベキューの準備は出来ているのに。
祖父さんに「お前も来るか」と言われたため、私も支度をして母に行く場所を伝えようとした。
しかし、「祖父さんたちのところに行きたい」と言うと母は「危険だからダメ」と言ってきたため行けなかった。
危険?何が危険なのだろう??
ただの湖じゃないか。
私はそう思い不機嫌でいたが、祖母が私の大好物な桃をくれたためそんな不機嫌もどこかへ飛んでいた。
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作者名:nano | 作成日時:2020年12月1日 0時