パパ活始めました。

番外編6 ページ46

竜胆side


竜「おっかしいなぁ、、？」


Aからいつも来るメッセージが来ない。
いつもならこの時間帯は来るはずなんだけど。
たしかに今日は飲み会があるって言ってたけど、今の時刻ならとっくに帰ってるはずなんだけど、、、、。

俺は疑問な気持ちを抑えつつもAの家へと向かった。

家に着くと、Aの部屋の前で誰かいることに気づいた。

よく見ると、男がAを支えながら何か作業していた。


竜「おい」

「っ！え、あ、えっと、？」

竜「何してんだよこいつの部屋の前で」

「あ、ああ！Aさん、今日の飲み会で酔いつぶれちゃって、それで送ったというか」

竜「酔いつぶれた？」


Aが？
俺と飲む時もそんな飲まないAが？
そもそも酔った姿なんて見た事もない。

Aの方を見ると、酔いつぶれたのかぐっすりと眠っている。


「Aさんのお兄さんですか？」

竜「彼氏なんだけど。」

「、、え」

竜「襲おうとしてたのか知らねぇけど飲ませすぎてんじゃねーよ、そうやってチャンス掴もうとしてんのだせぇから」


俺がそう言うと、図星だったのか男はそのままそそくさと帰って行った。

俺はAを担ぐと、Aの部屋に行くのではなく俺の部屋に連れてきた。

さっきの男の香水だろうか、酒と香水の匂いが混ざって気持ち悪い匂いだった。

というか、相手の匂いが付いてるだけでも無理で無意識にイライラしていた。

部屋について、ソファに寝かしたまま少し経つとAが目を覚めた。


『ん、、？竜胆さ、ん、、、？』


俺はAから声をかけられたがガン無視した。


『え、なんで、、？』


Aは俺が答えてくれないのが不思議に思ったのか、また声を俺にかけた。


『あ、の、、』

竜「なにやってんの」

『え、』

竜「A、酔いつぶれて知らねぇ男に支えられてたけど。前から思ってたけどさ、A。無防備すぎだろ。襲われてたらどうした訳？｣

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