パパ活始めました。

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竜胆side


俺は無心で相手を殴り続けた。
拳は俺の血か相手の血か分からないぐらいに。


蘭「竜胆、もう死んでる。そこまでしなくていい」

竜「え、あ、ごめん」

蘭「ん」


全然気づかなかった。
もうこいつ死んでたんだな、笑えてくるわ。

俺は後片付けをして椅子に座り込むと、望月と兄ちゃんが近づいてきた。


蘭「どした〜？疲労とイライラが溜まりに溜まってるじゃん」

望「なら、いつもの子に会えばいいだろ。あった次の日のお前イキイキしてるしな。」

竜「、、、ってない」

蘭・望「「え？」」

竜「会ってない」


俺がそう言うと、2人は顔を見合わせて驚いた顔をし始めた。


蘭「え？なんで？あの子のこと大好きじゃん竜胆」

望「いやほんとに蘭に賛成だわ。なんだ？他の子にしたのか」

竜「する訳ない。ただ、」

蘭・竜「ただ？」

竜「A、暴力は嫌いだって言ったから。」


俺がそう言うと、二人はなにか察したように質問してきた。


望「言ったのか？反社だって」

竜「言ってない。でも、人殴ったことないしそもそもそういう場面にも会ったことないって。俺は日常茶飯事でAは非日常茶飯事ってことだろ？住む世界が違う、、」


最後に会ったあの日、こんな質問をしたのはケジメをつけるためだった。
Aと俺とじゃ住む世界どころか一緒にいてはいけないって。

三途に言われたこと「いずれバレる」
バレた時、拒絶されたくない、ならせめて、自分から遠ざけたかった。

本当は俺だって今すぐにメッセージして、会いたい。

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