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棘先輩に話しかけようとしたが、その隙に攻撃されたため何とか避けて体制を整えた。
ドガッ
ものすごい音がして音の方をむくと、棘先輩が呪霊に蹴られそのまま物凄い勢いで吹っ飛んだ。
『先輩っ、、グッ、、クソっ、、!』
先輩の方に駆け寄ろうとしたが、一瞬で後ろに回り込まれ首を掴まれた。
こいつ、動きが早い上にパワーもあるのか、、!!
雑魚じゃねぇじゃん、こんちくしょう、、!!!!
私は必死にもがきながら、棘先輩の方を見る。
ヨロヨロと動いている様子を見て、死んでないことがわかって少し安心した。
剣を抜こうとするが、首を掴まれていて呼吸もしにくいし、なによりも見えねぇ。
狗巻「離せ、、、」
『え、』
棘先輩がそういった後、私はドサッと床に落ちた。
狗巻「た、たかな!?」
『大丈夫ですっ、、あ、ありがとうございました』
狗巻「しゃけ!!」
『私は近距離で攻撃するので、先輩は護衛お願いします』
狗巻「しゃけ、、!!」
『一緒に戦って欲しい。頼む』
私は、たかなにそう言うと、こくんと首を縦に振ってくれた。
『いいこだ。ありがとう。』
狗巻「!?」
棘先輩が護衛ならば、何とか耐えきれるはず、、、!
私は勢いよく走り剣を抜いて、呪霊の後ろにまわる。
たかなは、私の動きを援護するように同じく攻撃し始めた。
動きは早いけど、たかなのおかげで攻撃できてる。
狗巻「目を閉じろ」
呪霊「、!!?」
よし、棘先輩のおかげで目を閉じた。
これで、やれる!?!?
呪霊の首を刀で切ろうとした瞬間だった。
呪霊「グァァァァァァァァ」
狗巻「た、たかな!?」
『はぁ!?』
急に呪霊が大きな声を出し、その振動によって私は崩れ落ちた。
『な、なんなんだよっ、、』
私がそう言った途端に、奥の方から一体呪霊が来た。
その呪霊は今まで戦っていた呪霊の元に駆け寄ると、呪霊は来た呪霊を掴んで
食べた。
『食べた、、、?』
狗巻「つ、ツナ、、、」
食べたあと、その呪霊は何やら呻き声を出してピキピキという音を出したながら体が大きくなっていく。
大きくなった後に、私に向かって走り出し私は腹を殴られて飛ばされた。
狗巻「いくら、、!」
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作者名:nano | 作成日時:2021年1月19日 23時