呪詛師1家の私が呪術師になる件について【呪術廻戦】 (ページ31)

今日:2 hit、昨日:22 hit、合計:228,226 hit

３０ページ31

え、、、名前、、、。

『、、、、白虎？？』

狗巻｢た、たかな！？！お、おかか！！｣

『名前をつけた方がいいと、、？』

狗巻｢しゃけ！！｣

狗巻先輩は、目をキラキラしながらワクワクしている様子だった。
この人、話す語彙は少なくても表情で分かるよな。

『名前か、、、、、』

私は、狗巻先輩の方をみて考えているといい事を思いついた。

『いくら、、、いくらにします。』

狗巻｢い、いくら！？！ツナツナ！！｣

『あ、ツナの方がいいですか？』

狗巻｢た、たかな！？！｣

『ははっ、じゃあ、たかなにします。』

狗巻先輩は、今度は少し顔を紅くして｢しゃ、しゃけ｣と言ってきた。

『狗巻先輩が名前をつけた方がいいって言ってくれたんで、狗巻先輩がいつも言っているおにぎりの具にしました。』

私は、名前をつけた｢たかな｣の頭を撫でた。

『良かったなぁ～、狗巻先輩のおかげでかっこいい名前になったな』

私はそう言いながらたかなの頭をわしゃわしゃすると、私の手にすりすりと頭をつけてきた。
それと同時に私の頭に暖かいものが乗っかった。

狗巻｢ツナツナ、たかな、いくら。｣

その暖かいものの正体は、狗巻先輩の大きな手だった。
安心できるリズムで私の頭を撫でてくれていた。
、、、、きっと、励ましてくれているんだと分かった。

ああ、この人は良い人だ。
優しい人なんだと実感した。

『っ、、、、あり、がとうございます』

私が笑ってそう言うと、狗巻先輩は少し驚いたあと顔を赤くして｢つ、つな｣と言ってくれた。

その後に、スマホでなにか打ったあと私に見せてきた。

【名前で呼んで！！！】

な、名前だと、、、、！！
せ、先輩をか！？！

『え、、、、と、棘先輩、、。』

私は少し恥ずかしくなり、ぎこちなく言うとまた頭を撫でて｢しゃけしゃけ！！｣と言ってくれた。

棘先輩の隣は、初めて感じた温かさでホッコリした。