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任務が終わり、私は学校に戻った。
適当に見つけた木の下に座り、怪我をした白虎の手当をしていた。

白虎は、大きなダメージをくらったのが、ぐったりしていて大きく呼吸をしている。
そりゃあそうだ、あんなの真に受けたら意識を保つのさえも大変なのに。

しくじった、、、、あの時ちゃんと周りを見ていれば白虎が怪我しなくても済んだのに、、、。
私のことを庇ってくれた、、、、。

私は、適当に見つけた木の枝で腕を切りつけ、血を出して飲ませた。

これで、なんとかなるといいんだけど、、、。


狗巻「ツナツナ!!」


おにぎりの具が聞こえたため、そちらの方を見ると、血相を変えて狗巻先輩が走ってきた。


狗巻「た、たかな!!いくら!!」


狗巻先輩は、私の腕を指さして校舎の方を指さしている。


『あ、ああ大丈夫ですよ。今、白虎の治療してるので』

狗巻「い、いくら?」

『この白虎です。この前の任務で祓う代わりに拾ってきて一緒に任務しているんです。さっきの任務で私の代わりに庇ってくれて、、、』

狗巻「こ、こんぶ、、、」

『本当に申し訳ないです、、、私の血は飲むと回復力の力もあるので、、まあ、呪霊にしか効かないんですけど、、』


やはり、一緒に戦ってはいけないのか、、。
いくら呪霊だからといっても、危険なことには変わりない。

今回のことで私は結構落ち込んでいるらしい。
初めて任務でヘマしたこともあって、それ故に庇ってくれた白虎を怪我させてしまった、、、。

そう思っていると狗巻先輩が私の腕を引っ張った。
狗巻先輩の方を見ると、スマホの画面を見せられた。



【その子の名前なんて言うの??】

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作者名:nano | 作成日時:2021年1月19日 23時

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