盗み聞きしてすまん。 【影山飛雄】

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プルルルル、プルルルル

カーテンの隙間から朝日が入っていた。
スマホの着信が鳴っていた。
誰だ、こんな早くにと思いながら、眠そうな目を少し開け、スマホをとった。
私は、普段はコンタクトで目が悪いため、誰からが分からず(正確には見えず)、電話にでた。

『はい、、もしもし、、。誰だよ、、。』

影山「え、あ、もしもし、影山飛雄ですけど、、。」

思考が止まった。
今、影山って言った、、？

影山「えと、六時半になったから起こすために、電話かけたんだけど、、良くなかったか？」

ガバッと上体を押し上げ、布団を剥いだ。
そうだった、今日から影山君に起こしてもらうためにモーニングコール来るんだった。
昨日カラオケが楽しすぎて、すっかり忘れてた。
めっちゃ不機嫌な声で電話出たし、最悪だ、、。
しかも、「誰だよ、、。」って不良じゃないかい、、！

影山「え、えと、、北川？？」

『ご、ごめん、影山君！モーニングコール忘れてて、つい、』

影山「あ、そうなのか。怒ってるとかじゃなくてよかった。ふはっｗ」

え、笑ってる？

影山「あ、いや、なんか新鮮というか、不機嫌な声とか聞いたことなかったから。目覚めた？」

『はい、、そりゃあ、もう、目が覚めました。今日は余裕もって学校行けそうです、、。』

恥ずかしい、、。恥ずかしすぎる、、。

影山「ならよかったｗ」

『うん、、。影山君は学校向かっているの？』

影山「おう、朝練あるから」

『いつも何時に起きてるの？朝ランニングしてるって言ってたよね？」

影山「ああ、五時」

『五時！？！？』

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