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影山「お前、どこ見てんだ?」
『それは飛雄もだろ』
影山「お前の事見てた」
『はっ??!』
何言ってんのこいつ。
絶対言う相手間違えてるだろそんな口説き文句みたいなこと。
『な、何言ってんだよ。言う相手間違ってるぞ』
影山「?間違ってねぇ。綺麗だなって思った」
『だ、誰が?』
影山「お前以外誰がいるんだよ」
いや何当たり前みたいな感じで言ってんだよ。
当たり前じゃないから困るんだって影山くん。
こんなの、勘違いしたくなくてもしちゃうだろ、、。
そのまま俺たちは、互いに目を外すことがなく(正しくは外せなかった)、お互い見つめていた。
見つめながら飛雄が俺の方に体を近づける。
影山「なあ」
『何?』
飛雄が話す度に花火の音が響く。
少しでも花火の音に集中すると飛雄の声が聞こえなくくらい花火の音は大きかった。
よく分からない緊張が俺の心臓を鳴らす。
花火の音が大きくてよかった。
こんなに近かったら、心臓の音が聞こえてるかもしれねぇ。
影山「好きだ。」
ドーン
そう飛雄が言ったあと、最後の花火が大きな音と共に光った。
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コッペパン(プロフ) - まじで面白くて好きです!あの夏の青春ソングって青と夏のことですか? (2021年2月23日 12時) (レス) id: 35bad60104 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nano | 作成日時:2020年10月29日 23時