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『え、』
影山「好きだ」
『いや、ちょ』
影山「好きだ」
飛雄はその言葉を何度も言いながら俺に近づいてくる。
あ、まつげ長い。
『いや、そうじゃねぇよっ!!』
俺は叫びながら、飛雄のことを押した。
影山「いてっ」
飛雄は俺に押されと同時に横に転けた。
影山「何すんだよ」
『いや、こっちのセリフ』
影山「だから、好きだって言ってんだろ」
『わ、分かったからちょ、ちょっと』
頼むからそんなに「好き好き」言わないでくれ、心臓に悪いから。
影山「お前はどうなんだよ」
【どうなんだよ】
飛雄がそういった時、俺は焦った。
好き。
飛雄のことが好き。
それは昨日の時点でわかっていた。
というか、気づいてしまった。
飛雄に対するこの気持ち。
花火大会に誘われた時いつも以上に喜んだこと、たかが一文でも連絡が来た時すごい嬉しかったこと。
これが何よりも証拠だと思う。
でも、、、
『わ、わかんない』
影山「は?」
『どうすればいいかわかんない』
影山「こっちがわかんねぇよ」
『うっ』
影山「俺のこと好きじゃねぇの?」
『そ、それは、、』
俺は、なかなか言えなくて飛雄から目を逸らした。
言っていいのか分からなかった。
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コッペパン(プロフ) - まじで面白くて好きです!あの夏の青春ソングって青と夏のことですか? (2021年2月23日 12時) (レス) id: 35bad60104 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nano | 作成日時:2020年10月29日 23時