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影山side

次の日、朝練が終わり次の授業の準備をしていると、廊下から騒がしい声が聞こえた。

早乙女「昨日中庭であんなに歌ったのに、その後カラオケでも歌うとか喉どうなってんだよ」

『別にいいだろ、てかお前がカラオケ行こうって言ってきたんだろ』


廊下では、昨日見たやつとその時にギターを持ってたやつがいた。

目が離せなかった。
まさか廊下で、見ることになるなんて。
嬉しくて、少し口角が上がる。
当の本人は、他クラスのことなんか関係なく、廊下を歩いている。
次の時間が体育なのだろうか。少しぶかぶかの体操着を着ている。

廊下の周りを見ると、女子たちがそいつんことをちらちら見ている。
昨日は遠くて見れなかったけど、顔が整っていた。
イケメン、男前ってわけではないが、綺麗だった。
でも目が大きいため、かわいさもあった。

そいつが見えなくなるまで、ずっと目で追っていた。

授業が始まり、窓の方を見ると生徒たちがサッカーをしている。
あいつのことを見つかり、先生にばれないようにずっと見ていた。
シュートをきめて、男友達が肩を組んだり頭をなでたりしていた。
あいつは、ずっとうれしそうだったが俺は、なんか心がムズムズした。

それから、廊下ですれ違ったり、休む時間も俺はそいつのことを意識していた。




どうしてこんなに、気になるのかわからなかった。

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作者名:nano | 作成日時:2020年9月9日 18時

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