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『ありがとう、じゃあ、補習頑張ってね』

俺はそのまま部室に向かおうと背を向け歩き出したら

影山「Aっ!!」

急に大きな声で名前を呼ばれたため驚きながら振り返った。

影山「合宿中連絡する」

飛雄がそんなことを言うとは思わなくて思わず笑ってしまった。

影山「なんで笑うんだよ。」

『ご、ごめん。そんなこと言うとは思わなくて』

影山「話したいと思うんだから言うだろ」

『え、』

飛雄は、そっぽ向きながらムスッとしたまま話した。

なんだ、。
俺と同じ気持ちだったのか。

てっきり、俺の事なんてどうでもいいと思っていた。
バレーが好きなことは知ってるし。

嬉しい。
ただこの一言に尽きる。
そう思うと、自然と顔が緩んだ。

『俺も、、話したいと思った。』

飛雄は俺の言葉に驚き、さっきまでムスッとしてたのに今は口角が少し上がり嬉しそうにしていた。

影山「練習大変だからそんなに返せねぇけど絶対返すから」

『うん。分かった。待ってるね。合宿と補習頑張って』

影山「おう」

影山は、「またな」と言い玄関に向かった。

次に会えるのはいつなのかなと楽しみにしながら俺も部室に向かった。


この景色を、早乙女が見てることに気づかなかった。

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作者名:nano | 作成日時:2020年9月9日 18時

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