キラキラとまぶしいね、君は「影山飛雄」 (ページ37)

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試合を見に行ってから、またあの話を聞かれたから？かは分からないけど、飛雄と話す回数が増えた。

この前は、数学の教科書を忘れたから貸してほしいと言われて貸してあげた。

ヨダレ垂らすなよ！と冗談で言ったら、ボケェと顔を真っ赤にして教室に戻って行った。

そのときは、なぜかキュンとした。

でもその理由は分かる。

あの時の飛雄は可愛かった。

いつも、目付きが悪くて口を尖らしていて、可愛いなんて言葉は疎遠だけど、、
この時は、目を大きく見開いて、口を開けたり閉めたりしていて、

可愛かった。

飛雄は、インハイ予選に向けて日向と練習を頑張っているらしい。

2人がバレー馬鹿で練習ばかりしていることは、月島から聞いた。

俺は逆に月島は練習しないのか？と聞いたら別に意味無いでしょと言っていた。

言った時の顔が少し複雑そうだったから、これ以上言うのはやめた。

でも、月島もバレーが大好きってことはこの前の練習試合で分かってたから、きっと大丈夫だろう。と思った。