キラキラとまぶしいね、君は「影山飛雄」 (ページ38)

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ゴールデンウィークに入った。

俺たち軽音部は基本休日は練習しないが、そろそろライブがしたいということで本当に珍しく、休みの日に学校に来ていた。

他の運動部や、文化部も休みなのに学校にいた。

確か、バレー部は合宿？だった気がする。

すげぇな、。

じゃあ、飛雄も合宿か、、。

会えねぇな。

この時期に合宿って、うちらの学校だとあまり聞かないよな。

本気ってことがすごい伝わってくる。

俺のゴールデンウィークは、ギターを弾いて歌って、カラオケでも歌って、家に帰ってからも歌って。

歌い放題の休みだった。

早乙女から、最近歌う曲、恋愛系が多いなと言われた。

確かに、カラオケの履歴を見ると、半分くらいがそうだ。

俺は恋愛曲はあまり歌わない。

聞くは聞くけど、俺的に恋愛がどんなもんかよくわかんないし、、。

聞いても、こう、ピーン！っとこない。

自分でも気づかなかった。

なんでだ？？

そう思っていたら、和樹が｢恋でもしてんじゃね？？｣とか言ってきた。

その一言で、仲間たちがザワつく。

康太が｢は？そんなの勝ちゲーじゃん。早く告ってこい｣とか言ってくる。

いや、別に恋してねぇーよ。