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『いや、なんか、勢いも凄かったし、でも冷静なところもあってすげぇってなった。』
それ以外にも、トスやアタックなど飛雄のプレイについて、月島に伝えた。
あの試合後、カラオケで部活仲間に言っても、ふーんって感じで、興味なさげだった。
でも、月島はきちんと聞いてくれた。
こういう所で、頭の悪さが出るよな←
(おい、どゆことだよby軽音部)
月島「ふ〜ん。惚れた??」
『、、え?はぁぁぁ!?なんでそーなんだよ!』
月島「いやなんか、すごい王様について語ってたし」
『いや、それは、プレーが凄かったから』
月島「かっこよくはなかったの?凄いだけじゃなくて」
『そ、そりゃあ、まあ、か、かっこよかったけど』
月島「ほーん、だってさ、よかったね、王様?w」
「『え、、』」
俺はその言葉を聞いて後ろを振り向くと、そこには顔が紅い飛雄が立っていた。
影山「あ、いや、悪い、その月島に数学の教科書返そうと、、」
『あ、そうなんだ、、、。』
もしかして、話聞いてた?
いやこれ聞いてたよな。
顔紅いし、、。
え、、はっずい、、。
そう思い始めたら、自分の体温が一気に上がった。
影山「でも、嬉しかった、、。、」
『え?』
影山「俺のバレー褒めてくれてくれて嬉しかった。ありがとな。」
そういった飛雄は、微笑だけど優しく笑って、見ていた月島も目を見開いてびっくりしている。
『あ、うん。別に、そういえば次の時間移動教室だった。また後でね。』
影山「おう!」
俺はいても立っても居られなくなり、下を向いたまま走り出した。
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作者名:nano | 作成日時:2020年9月9日 18時