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影山side


影山「及川さん、そういうの困ります。」

及川さんが工藤の連絡先交換したいと聞いて、何も考えずに言った。
もし、連絡先を交換して及川さんが工藤と関わることに対して焦った。
しかも俺もまだ持ってないのに、及川さんに越されるのがなんか癪だった。

言われた及川さんは納得いかない顔をしてたし、工藤も首をかしげていた。
そのしぐさに胸がぐっとなった。

その後に岩泉さんが来た。
俺はその後ろにいつが気二人になった。
たしか、同じ中学バレー部だった気がする。
二年の終わりぐらいで部活を辞めたが。

そいつらは俺を見て、話しかけてきた。

「あれ〜、コート上の王様じゃん、久しぶり相変わらず独裁者やってんの?」
「うわ、本物じゃん、まじで烏野のバレー部入ったんだ、懲りねえな」

影山「あ?」

「こっわw 相変わらずだな」

『コート上の王様、、?』

その言葉にハッとした。
いつもなら言い返すが、近くに工藤がいたのを忘れていた。
これは、俺でもわかる、非常にまずい、、。

他の奴らも、まずいといった表情で俺たちを見ていた。

「ん?君、コート上の王様知らないの?」
「こいつ、中学の頃、無茶苦茶なトス上げて、中学の最後の試合誰もこいつのトス打たなかったんだよ、命令口調で、いつも無茶なこと言うからコート上の王様って言われてるの」
「まじ、やばすぎww」


『へ〜』


ばれた、、。
頭が真っ白になって冷汗が出てきた、、。
今は、こいつらに馬鹿にされるよりもこのことを工藤に聞かれたことのほうが辛い。
きっと工藤は、俺のことを嫌いになっただろう。
嫌な奴と思っただろう。

そう思い工藤の言葉を待っていると

『別にそれ昔の話でしょ?』

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作者名:nano | 作成日時:2020年9月9日 18時

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