彼だけには ページ35
「あ、」「お」
最終下校時間10分前
「今帰りかィ」
「まぁ、そんな所」
下駄箱で沖田に遭遇
「いつもこんな時間まで準備してるんで?」
「沖田君こそ、いつもこんな時間まで練習?」
「今日はこれでも早く終わったんでさァ」
へえ...。
いつもはもっと遅くまで練習してるんだ、
何も言わずとも一緒に門に向かう
部活終わりなのに、全然嫌な匂いはしないし、むしろいい匂いするし、って変態か!?
そういうの、気、使ってるんだろうな
ﾓﾃる理由がほんのすっこーしだけ分かった(気がする)
「沖田君ってさ、これまで何人の人に告白された事あるの?」
「いちいち数えてねェよ」
それだけ告白された事があるってことね
「あ、でも、中学の卒業式の時のが印象的でねィ」
ﾄﾞｷﾝ
嫌な風に胸が鳴った
「ど、どう印象的なの...?」
なんて言われるのか怖くて、声が震えそうになる
ﾊﾞﾚないように平常を装った
「名前も知らねェ奴に卒業式後呼び出されてねィ」
「ありゃ雌豚じゃねェ、雄豚だったなァ」
最悪だ___
少しでもいいかもって思ってた私がおかしかった。
「へえ...。でも...そんな言い方、女の子が可愛そうだよ...」
「本当の事言って何が悪いんで?」
「う、...」
そう...沖田は本当の事を言ってる
中学の頃の私は本当に太っていて、
今になって写真を見返すと、雄豚なのだ。
沖田は悪気があって言ってるわけじゃないし、
本人がここにいないっていう設定で話してるし...
「そうなんだね...」
傷がえぐられたように胸がｽﾞｷｽﾞｷと痛む
もし、あの時の雄豚と私が同一人物って分かったら...
沖田はどんな反応をするんだろう___?
嫌だ、絶対ﾊﾞﾚたくない...
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なんぱん(プロフ) - ウォーターツリーさん» ウォーターツリーさんﾝﾝﾝ!(^^) ｺﾒﾝﾄありがとうございます! お褒めの言葉が嬉しすぎて幸せですTT 私も確実雌豚扱いです笑 どうぞ楽しんで行ってください...!(^^) (2020年8月18日 17時) (
レス) id: e422bd51e5 (このIDを非表示/違反報告)
ウォーターツリー(プロフ) - なんぱんさん…やっぱり文才が凄いのと沖田が格好いいのでゾワッてしました笑 絶対私はそこら辺の雌豚認定されるのでこの小説で例外を味わいます() (2020年8月18日 15時) (レス) id: 602bf9e950 (このIDを非表示/違反報告)
なんぱん(プロフ) - なまたまごさん» なまたまごちゃんさんｺﾒﾝﾄありがとうございます! Twitterでもよろしくしてくれて嬉しい限りです(^^)(^^)! 続編作成頑張ります! (2020年8月17日 9時) (レス) id: e422bd51e5 (このIDを非表示/違反報告)
なまたまご(プロフ) - なんぱんさん、とてもキュンキュンする物語ありがとうございます！Twitterの方でも絡ませていただいてるなまたまごです！続編ももちろん正座待機してます！更新待ってます！ (2020年8月16日 23時) (レス) id: 4eb1927f69 (このIDを非表示/違反報告)
なんぱん(プロフ) - 累さん» 累さんｺﾒﾝﾄありがとうございます! 嬉しすぎます、全て見て下さったなんてTT 更新頑張ります、これからもどうぞよろしくお願い致しますTT 本当にありがとうございます!! (2020年8月16日 14時) (レス) id: e422bd51e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なんぱん | 作成日時：2020年6月21日 23時
