【銀魂】局長の妹は__________なり

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土方side


「(遅ェ)」




組織がいるとされるこの場所に着いてから
幾らか時間が経っている

なのに山崎は未だに来ねェ


いくら何でも傘探すのにそんなかかんねェだろ






「ザキのやつえらい遅ェじゃねぇですかィ。
　Aさんの下着でも漁ってんじゃねぇのか」


「ﾃﾒ、任務に集中しろ！」






ヘイヘイといつものように反省した素ぶりもない総悟

そのすぐ後に「なぁ土方さん」と声をかけられる






「Aさんに何か言いやしたか」


「あ？何をだ」


「アンタ、今日死ぬんですぜ。殺されるんですぜ？」


「そんな簡単に殺されっか...」
「俺に」
「お前にかいｨｨｨｨｨｨ！」





怒鳴り上げて酸素が足りず、肩で息をする

此処に来てまで言うモンか普通？






「気に食わねェけど、アンタと一緒にいる時のAさん、いつにも増して幸せそうだった」





総悟は遠くの方を見て言う





「1人で抱え込むあの人を見て、何でアンタなんだ、
　って何度も何度も考えやしたよ。
　俺だったらそんな事させねェのに、って」






「でも似てるんでさァ、アンタら。嫌なぐらい。
　見ててｲﾗｲﾗする」








「相手が幸せになって欲しいから突き放す。
　逆効果って分かってねェ事も知らずにねィ」







総悟はアイツ(ミツバ)にした俺の行動を言っているのか






「幸せを願われて突き放された気分はどうですかィ、
　土方ｻﾝ？」







いや_____俺とA、両方だ。








「Aさんにちゃんと気持ち伝えろ土方コノヤロー」



「総悟...」
「俺に殺されなかったら、の話ですけど(ｶｼｬｯ」
「バズーカ向けんなｯ！」




























山崎はまだ来ねェ

くそ___帰ったらしょっぴく






早くしねェと敵に気づかれる

もう、行くしかない








「トシ、」


「近藤さん、行くぞ」

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