【銀魂】局長の妹は__________なり

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銀時side


「Aちゃんはまだアイツのこと__好きなのか？」




少し肩がビクついたのを見てそうなんだと確信した




「なんで、そんな事聞くんですか？」





そう言って悲しそうに笑う彼女

_____そんな面、お前さんには似合わねーよ





「んー、なんとなく？」


「ふふ、何それ、」





そう__笑ってればいーんだ。





「なんで振っちゃったの？土方君のこと」






こんな事聞いて
さぐってるのがバレバレなことは分かってんだ

アイツの名前を聞くだけで悲しそうな顔をする
Aちゃんが気に食わなかった






「彼の相手は私じゃないんです。
　血の中で生きる彼だけど
　そんな彼こそ、普通の人と幸せになって欲しい」


「___如何にも自分が普通じゃないような言い方するじゃねーの？」


「私、夜兎の血が入ってるので」


「え？」


「私、夜兎の血が入って...」


「いや聞こえてるよ！？」





急なカミングアウトすぎて
驚こうにも驚けなかったんですけど...？

___てことは、





「あのストーカーの妹じゃねーのか？」


「あのゴリラは義理の兄なんです」




道理で似てねー訳だ。

ややこしい事聞いちまったな、






「...驚かないんですか？」


「まあ驚いたけどよ。
　ウチには最強小娘、神楽ちゃんがいるからな」






そうでしたね、と微笑む彼女

「あの、」と話を切り出してきた






「もし、銀さんと私が付き合ってるとして」


「ありがてー話じゃねーか」


「例え話ね」






速攻ツッコんできやがって、

俺は眼中にもない______ってか





「私が夜兎と人間のハーフって言ったら...
　嫌いになりますか？
　私を好きになった自分を殴りたくなりますか？」


「なんでそうなんだよ」






___Aちゃんがアイツを振った理由はコレか。


アイツを1番に想ってるからこそ
下した決断だったんだろうな




ニコチンマヨの癖に、いっちょ前に愛されやがって...

羨ましすぎんだよコノヤロー







「...いいんじゃねーの。お前が誰でも」





俺の嫌いなアイツなら、

アイツ(土方)なら何て思うか_____













「_____俺(アイツ)なら、そんなの気にしねー。
　Aちゃんを想う気持ちは
　そんな簡単に変わるもんじゃねーよ」

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