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休憩として立ち寄ったのは、よく行くお団子屋さん
最後に来たのは
総悟と万事屋の3人含めと5人で食べた時だったな...
「久しぶりねAちゃん、沖田さん、と...」
「"土方さん"だよ」
団子屋のおばあちゃんは初めまして、と言って十四郎さんに頭を下げた
それにつられて、彼もちょっとだけ頭を下げる
「おばちゃん、今日の団子は土方さん付けで」
「おばあちゃん私のも!」
「俺のも!」
「僕のもお願いします!」
「私のもネ!」
「オイイイイイ!」
最後に怒鳴ったのは十四郎さんで、
その相手は万事屋の3人だった。
「土方君からのバレンタインって事で、いいだろ?」
「女性から貰えないからって、集ってる訳じゃないですからね!」
髪の毛にバッチリワックスを付けて、色物のスーツを着てる銀時さんと新八君
「モテない男が2人いても、オコボレチョコなんて1個もないネ」
「離れろクソチャイナ。近ェ」
いつの間にか私の隣に座っている神楽ちゃん
総悟は不服そうに私から彼女を剥がそうとしていた
「なんでここにいるんだよ!」
「チョコレート探しに出たらテメェがいたんだろうが?」
超至近距離で睨み合いをする似た者2人
丁度そこにお団子が運ばれてきた
.
.
食べ終わった後も、2人の啀み合いは続いていた
「はい、神楽ちゃんと新八君。私から」
そこで、大人しくしてる2人に
昨日の夜作って持ってきていたチョコを渡した
「Aさんからチョコレート貰えるなんて!ああありがとうごごございますゥゥゥ!」
「姉御2!やっぱりくれると思ってたヨ!ありがとうネ!食べていいアルか!?」
「もちろん」と言うと、2人は箱を開けて「おいしー」と言いながら食べてくれた
「もちろん俺のは屯所にありますよね?」
「冷蔵庫の中にね」
それを聞くと嬉しそうに笑った総悟は
銀時さんに向かってシタリ顔をした。
「Aちゃーん、銀さんにもあったり...?」
「啀み合いやめたらあるかもしれませんね〜」
銀時さんは速攻で十四郎さんを放り投げてこっちに来た
私が箱を渡すと嬉しそうに笑う
「ありがとうAちゃ、フゴォッ!」
「どさくさ紛れて抱き着こうとしてんじゃねェ!」
十四郎さんは青筋を浮かべ、銀時さんを思い切り投げ飛ばしていた
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作者名:なんぱん | 作成日時:2020年5月19日 23時