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「、此処は...」



 
意識を取り戻し、目を開けようとすると気持ち悪さが込み上げてきた

今さっき神威に殴られたのが引いてるのかも...





「あ、やっと起きた」




薄く目を開けると、三つ編みが歩いて来るのが見えた

そして私の目線の高さに合わせてしゃがんだ




「女相手にちょっと強く殴りすぎちゃったかも」


「...そうよ、」


「でも君が先に仕掛けてきたんだよ?」


「あ...あれは地面に落ちてて」


「懐から6本、出てきたけど」




ジャラッと右手に残りの短刀を見せてきた

その奥には笑顔の彼が見える




「え、ちょ...まって、懐!?」


「男の胸触ってるみたいだったけど、何か問題ある?」


「失礼すぎにも程があるでしょうが!?」





胸がないのは昔からコンプレックスなのに...!このガキンチョ...!





「神威、それ位にしとけ」




籠もった声の主が、向こうから歩いて来る

紫色が多く、包帯で左目を覆っている。




「誰...」


「あれが俺の言ってたあの人だよ」




神威が横から言う

きっと、あの人が"シンスケ"って人だ。





くく、と彼が笑うと、1日局長をした日の話をされた

私が敵を相手に1人で戦った事が知られていた。



でも...何で知ってるの...?







「あんな大人数、普通の女1人で始末したのは見たことねェ」


「...あの人、私のこと褒めてる?」





神威に向かって話しかけた

彼はなんだか話しかけやすくて、困る。





「褒めてるも何も、晋助は君の刀さばきを気に入ったんだよ」


「あれは中々だったなァ」





晋助は神威とはまた違う不気味さを感じる

「人なんて殺していない」と答えると、「嘘つけ」と少しばかり睨まれた





「...それとも、これまで人を殺めすぎてあんな雑魚供忘れちまったかァ?」


「そんな事、ないです...」




これ以上否定すると、余計面倒臭くなりそうだから、
認めることにした。





「アイツらはな、俺らについて来ようとしてた面倒臭ェ野郎供だったんだ」




晋助はふーと煙を口から出した

そして私を見据える。




「俺らが手を下す前に、お前ェが殺してくれたお陰で、その手間が省けたって訳だ」














・・・ん?


ドウイウカゼノフキマワシ?

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なんぱん(プロフ) - 眠都さん» ご指摘ありがとうございます!更新の励みです!ありがとうございます!! (2020年5月25日 12時) (レス) id: e422bd51e5 (このIDを非表示/違反報告)
眠都 - すっごくごめんなさい。本当にごめんなさい。私生粋のバンギャなのでツッコみますが、ヘッドバンクじゃなくてヘッドバンキング(ヘドバン)ですよ!でも何でもいいや。この作品凄く面白いので!(^^) (2020年5月25日 2時) (レス) id: 1ae63c8e97 (このIDを非表示/違反報告)
なんぱん(プロフ) - 木乃伊さん» コメントありがとうございます!!嬉しい限りです!泣 頑張ります! (2020年5月14日 23時) (レス) id: 968b5c5eb6 (このIDを非表示/違反報告)
木乃伊(プロフ) - とっっても面白いです!更新頑張って下さい! (2020年5月14日 22時) (レス) id: 8b1d0909e8 (このIDを非表示/違反報告)
なんぱん(プロフ) - 光華さん» 土方さんのリクエストありがとうございます!!これからストーリー考えていくので更新できるの待って下さると嬉しいです!! (2020年5月14日 19時) (レス) id: e422bd51e5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なんぱん | 作成日時:2020年5月10日 0時

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