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また山崎のことパシリする気かあの人

自分で買いに行けよな、と思いながらも、頼んだのは私だからなんとも言えない。









__そういえば十四郎さん、プレゼントは渡せたのかな

__パーティーの途中で部屋出て行った時に持って行ったのかな

__誰かと付き合ってるのかな





何故か彼の事を考えてしまう。

きっと、最後に見た人がマヨだから。そう、きっとそう





1人の寂しさを紛らわす為、テレビをつける


お兄ちゃんも総悟も十四郎さんも
今さっきまですぐそこにいたのに...
真面目な顔なんかしちゃって

ちゃんと仕事、してるんだね。



いつも見ない姿に感心してたのもつかの間



「近藤A?」


「!!今度こそ幽霊!?」


「あはは、酷いなあ。ちゃんと生きてるよ」





庭の方から声がしたから見てみるが、誰もいなかった

1人でいる寂しさから空耳まで聞こえてきたのか...




「おーい、近藤A」





ギクと体が硬直するのが分かった


恐る恐るテレビの方を見ると、人がいた

暗くて顔は見えないけど、声からして男





「ふ、不法侵入者ァァァ!」




立ち上がり、布団の横にある刀をその人に向けた

笑い声が聞こえ、影は何だか楽しそうにしている




「物騒だなあ。君と戦う気はないよ」




そう言って近づいて来る

彼の顔が月の光に照らされた





「何笑ってるの」


「君、刀を手に取る速さが異常だったの、気づいてる?」




彼は顔色、表情一つ変えずに言う

なにこの人...。胸がよろしくないようにざわめく




「それより、女性の部屋にノコノコ入ってくるなんてどんな教育受けてるのよ」








「と言うか、普通の人は屯所(此処)に簡単に入れないはずなんだけど」


「だって俺、普通の人じゃないから」




ポカンと目をクリクリさせながらそう言ったこの人

刀を持つ手に力が入る






「シンスケが言ってた江戸のマドンナって...アンタか」


「シンスケ?江戸のマドンナ...?」


「うん、思ったより悪くないね」





君、強いの?と聞かれ、次は私がポカンとしてしまう

赤毛の長い髪の毛を後ろで三つ編みにした肌の白い男の子は、色々な事を次々に話す





「貴方...誰なの?」


「神威、以後お見知りおきを。...マドンナさん」





 
"カムイ"と名乗った男の子は最後に笑顔を向け、月夜に消えて行った

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なんぱん(プロフ) - 眠都さん» ご指摘ありがとうございます!更新の励みです!ありがとうございます!! (2020年5月25日 12時) (レス) id: e422bd51e5 (このIDを非表示/違反報告)
眠都 - すっごくごめんなさい。本当にごめんなさい。私生粋のバンギャなのでツッコみますが、ヘッドバンクじゃなくてヘッドバンキング(ヘドバン)ですよ!でも何でもいいや。この作品凄く面白いので!(^^) (2020年5月25日 2時) (レス) id: 1ae63c8e97 (このIDを非表示/違反報告)
なんぱん(プロフ) - 木乃伊さん» コメントありがとうございます!!嬉しい限りです!泣 頑張ります! (2020年5月14日 23時) (レス) id: 968b5c5eb6 (このIDを非表示/違反報告)
木乃伊(プロフ) - とっっても面白いです!更新頑張って下さい! (2020年5月14日 22時) (レス) id: 8b1d0909e8 (このIDを非表示/違反報告)
なんぱん(プロフ) - 光華さん» 土方さんのリクエストありがとうございます!!これからストーリー考えていくので更新できるの待って下さると嬉しいです!! (2020年5月14日 19時) (レス) id: e422bd51e5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なんぱん | 作成日時:2020年5月10日 0時

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