鬼の血と宇宙一バカな侍達

勝負事 ページ9

結局、あの後
土方と総悟で争いは絶えず、近藤が止めに入り土方と千鶴の勝負はお互いの同意を経て、結成することになった


審判は山崎


そして、土方は嫌々ながらも木刀を構えた
だが、一向に構えをしない千鶴に土方はしびれを切らしといた


「おい、てめぇ何やってんだ？
まさか、この後に及んでできないとかぬかすんじゃねぇだろうな」


「そ、そんな！違います！
私はただ、こんなことで勝敗を決めるのは何だかおかしいと思って」


「勝敗を決めるからこそやるんだろうが、それともその小太刀をとってもいいってのか？」


「そ、それは_______
でも、もしこの勝負で土方さんに怪我でもしたら_________」









その言葉に場の空気が凍った









___________一瞬の間









途端に、誰かが笑いを堪えていた


「クッククク、あ、あんたほんとに最高でさァ、ひ、土方コノヤローに、け、怪我でもしたらって」


そこまで言うと、笑いがこれ以上抑えきれなかったのか、爆弾が爆発したように笑い出した

一方で総悟の言葉を聞いた千鶴はハッとして、自分が土方をバカにしていると気が付いたのだ


「！？ち、違います！そ、そういう意味じゃ、」


「ほぅ、じゃあ、どうゆう意味だってんだ？」


土方は肩を震わせ怒りで燃え上がっていた、その顔をまさに"鬼"の顔だった

山崎と近藤も相当怖いのか震え上がっていた

いざ尋常勝負！→←ふざけんな！

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