454 ページ17
「それ熱出してる今引き受けること?」
「もうほっといてっ」
「だからほっとかれたいなら無理すんなっつってんの。」
「いちいち私の仕事に口出さないでよ。私にはこれしかないんだからっ!!」
「ちょっと。また熱あがるから。」
自分の大きな声が頭に響く
だめだ、喋りすぎた、クラクラする
「ゔっ……………」
あぁそういえばご飯食べるのも忘れてた……
お粥を食べようとした時に電話がかかってきて、そのままだったことを思い出す
「大丈夫、お腹すいてるだけ…………」
口を押さえた私の身体を支えようとした倫也さんを、ぐいっと押し戻してキッチンに戻る
鍋のお粥に火をかければ、くつくつと踊り出して、
優しさが詰まっているそれをみれば僅かな罪悪感が
湧いてくる
それから、目の前に白くモヤがかかった。
.
あ。
.
「ーーーAっ!?」
ガシャン!という音とギャッ!という私の声に倫也さんが駆け寄ってきた
「〜〜〜〜〜あっつ…………………っ、、」
小鍋が床に転がって、尻餅をついた右手には熱々のお粥がかかって滴っている
「なにやってんの!!」
腕を引っ張られてザーーッ!!っと水道に当てられれば、ヒリヒリと痛くて顔が歪む
「ごめん……………っ、ゔっ……」
またぐらんとしそうでキッチンのフチを掴めば、
倫也さんにガッシリと支えられた
717人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
南季(プロフ) - Maiさん» Maiさんありがとうございます!待ち遠しく感じてもらえるなんて書きがいがあります♪これからも自由に楽しんでいって下さいね♪ (2020年8月15日 6時) (レス) id: 200414e1ac (このIDを非表示/違反報告)
Mai(プロフ) - もう毎日の通知が待ち遠しいくて、。何回も更新されてないかな?って確認しちゃうくらい大好きです。 (2020年8月15日 3時) (レス) id: b44bd7ea81 (このIDを非表示/違反報告)
南季(プロフ) - nettuさん» すみませんはしゃぎすぎました笑 どっちの展開へ転がすか迷ってますが、首を長くして待っていて下さい♪ (2020年8月13日 23時) (レス) id: 200414e1ac (このIDを非表示/違反報告)
nettu(プロフ) - えええいやいや私がみたいなぁって思って‥‥笑 このお話の2人の関係性から面白そうになりそうだなぁってリクエストさせてもらいました!全然いつまでも待ってます!ありがとうございます!! (2020年8月13日 22時) (レス) id: a4fbde7211 (このIDを非表示/違反報告)
南季(プロフ) - くらげさん» ありがとうございます♪夜の楽しみにして頂けて嬉しいです♪際どい話もありますが笑 自由に楽しんでいって下さい♪ (2020年8月13日 22時) (レス) id: 200414e1ac (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:南季 | 作成日時:2020年8月4日 22時