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「晴れにしてよ天ちゃ〜ん！」
バケツをひっくり返したみたいな天気の火曜日は憂鬱に
なるくらいの雨量で遠くの方でゴロゴロ鳴っている
「すみませ〜ん今日はパワー不足です〜」
おちゃらけた新島くんはわざとらしい残念な顔をした
外行きたくなぁいとごねる比奈ちゃんを引きずるように
須藤は行ってきまぁすと外回りに行って
「じゃあ私たちも行こっか」
資料を取りに地下の資料室に来れば
人も滅多に来ないし窓もないせいでほこりっぽい
「新島くん資料室初めて？」
「……はい、」
「ん？」
「いえ何でもないです、」
「じゃあここに書いてある資料探してくれる？」
「了解でっす」
ガサガサと手分けして探しながら横顔を見れば
「そうだ昨日大丈夫だった？二日酔いとか」
「ウコン飲んでたので」
「さすが〜」
「係長って普段は結構飲むんですか？」
「どうだろ？時と場合による感じかな？」
「係長って……」
ーーーーバンッッ！！！
大きな音がしたと同時に電気が消えて真っ暗になった
「っ、びっくりした…、停電…、？雷落ちたかな……」
入口のスイッチをカチカチやっても反応は無し
仕方なく扉を開けようとしたら
「そうだここ無駄に電子錠なんだった…、、
新島くん大丈夫？……………………………新島くん？」
スマホのライトをつければ床でうずくまる姿
「大丈夫！？どこか怪我した！？」
「っ、、してないです…、すみま、せん…、」
「…体調悪い？」
「………ドア…、出れないんですか…、」
「電気復旧しないと開かないかも」
小さく膝を抱える姿は汗をかいていて
「………暗いの苦手…？」
「…大丈夫、です……、」
「……、」
「っっ！！」
バリバリ！と近くに雷の落ちる大きな音がして
新島くんがまたぎゅっと小さくなった
側に寄って背中をさすれば震えていて
誰か呼ばないと……、
スマホは…
「圏外…、」
「大丈夫、です、明かりがあれば…、まだ、」
昨日充電してないスマホの電池はもう赤い。
予備のバッテリーは机の中で
「……新島くんのスマホある？」
「…鞄の中です、」
「……、、」
空調も止まったのか密室には熱気と湿度がこもって
心なしか息苦しくて、新島くんの呼吸もさっきより荒い
もしこのまま電池切れになったら……、
「……。………新島くん、目瞑って。」
「え…？」
「ライトはつけとくけど一回目瞑って。」
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南季(プロフ) - ビーンズさん» ビーンズさんこんにちは！すみませんお名前とは誰の名前でしょうか…？(>_<) (6月28日 21時) (
レス) id: 14d9721bb1 (このIDを非表示/違反報告)
ビーンズ - お名前お借りしてる時点で二次創作ですよ。オリ／フラ外しをお願いします。どうかどうか (6月28日 17時) (レス) id: a351f178e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：南季
| 作成日時：2023年6月23日 21時
