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会が終わる頃にはご機嫌な比奈ちゃんとふらふらな新島くんが出来上がっていて、同じ方向の二人をタクシーにまとめて乗せれば須藤がため息をついた
「大丈夫かな新島くん…」
「比奈シラフみたいなもんだし大丈夫だろ」
「確かに…」
「タクシー拾います？」
「酔ってないし電車で大丈夫」
「じゃ行きますかー」
「一人で帰れるし大丈夫だよ？」
「うん」
言いながらも須藤は私の家の方面の電車に乗って
「須藤が係長って呼ばれてるの初めて見た」
「比奈に至ってはあだ名だしな」
「でもすごい上司っぽかった」
「上といる方が楽ですけどね」
「専務とか？」
「専務は専務で色々手が掛かるんですけど」
「須藤ってどこ行っても世話焼きポジションなんだね」
「でもまぁわがままですけど尊敬出来る人ではあるんで
楽しいですよ」
「ふぅん」
「Aさん今日全然飲んでませんでしたね？」
「だってグァバとかマンゴーパインとか見た事ないのばっかりだった」
「美味かった？」
「ん〜ビールの方が美味い」
笑った顔はもう上司の殻を脱いだ気の抜けた顔で
そういう瞬間にいちいちキュンとしてしまう
「っ、そうだ新島くんてすごい須藤好きだよね？」
「俺っていうより上に行きたいんじゃないですか」
「あぁなるほど…」
こないだ喧嘩した事なんてなかったみたいな
すっかり元通りの会話に安心して
電車から見える夜景がやたら大事に思えた
だけど家に着けば玄関で止まった須藤は
じゃあ…と靴も脱がずに言った。
「……。水とか…飲む？」
「大丈夫です」
「そっか…」
「メイク落として寝てくださいよ？」
「わかってるって、」
「んじゃあおやすみなさい」
「あの、」
「？」
「………いや、送ってくれてありがと、」
「？うん」
「……おやすみ、」
「ちゃんと鍵掛けて下さいね」
あっさり去って行った須藤は
何だか昔の須藤みたいな気がした。
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南季(プロフ) - ビーンズさん» ビーンズさんこんにちは！すみませんお名前とは誰の名前でしょうか…？(>_<) (6月28日 21時) (
レス) id: 14d9721bb1 (このIDを非表示/違反報告)
ビーンズ - お名前お借りしてる時点で二次創作ですよ。オリ／フラ外しをお願いします。どうかどうか (6月28日 17時) (レス) id: a351f178e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：南季
| 作成日時：2023年6月23日 21時
