140〜須藤side〜 ページ29
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結局週末金曜日。
今日は私が作る！と張り切るAさんとスーパーで買い出しをしてAさんの家へ着けば
「肉じゃが？」
「須藤のよりは美味しくないかもだけど、」
「楽しみです。何か手伝う？」
「大丈夫っ、向こう座ってて、」
エプロンをしてキッチンで食材を切る後ろ姿を見つめ
ながら、この間の電話ともう一つの事を考える
カタ、と包丁を置く音が聞こえて
背中がゆっくり振り返った
「………須藤、」
「？はい」
「何か…視線がすごくあれなので先にお風呂どうぞ、」
「え？」
「圧を感じる、」
「かけてませんて」
「いいから入って来てっ、出来ればゆっくり、」
「はいはいはい」
ドア越しに再開された包丁の音を聞きながら服を脱げば
この間使ったパジャマは綺麗に畳まれていて、一緒に
買ったパンツまで出してくれている
2本並んだ歯ブラシとか部屋着とかそういう増えていく
私物には少しだけ安心感があって
あがれば完成していたものの、ちょっと冷まして染み込ませた方が美味しいよねとAさんもお風呂に入って
匂いだけで腹がぐーぐー鳴り出した頃、並べられたのは
ほくほくの肉じゃがに大根とワカメと油揚げの味噌汁、
小松菜サラダにツナ入りの卵焼き
「うまそ……Aさんこんなに作れるんすね」
「普段はこんなに作らないけど、」
「ありがとうございます。じゃあ…頂きます」
ひと口食べればお世辞じゃなく
「うま。美味しいです」
「よかったです、」
「めちゃくちゃ美味い。最高」
「、ビール！ビール飲も！」
照れたAさんと二人で一缶を半分こして飲めば
「………やっぱ一番美味いな…」
「？」
「こっちの話」
「どっち？」
「これおかわりあります？」
優しい味の肉じゃがはどこまでも食べれそうで、
ビールも進んで二人で満腹になれば幸せで
でも
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南季(プロフ) - ビーンズさん» ビーンズさんこんにちは！すみませんお名前とは誰の名前でしょうか…？(>_<) (6月28日 21時) (
レス) id: 14d9721bb1 (このIDを非表示/違反報告)
ビーンズ - お名前お借りしてる時点で二次創作ですよ。オリ／フラ外しをお願いします。どうかどうか (6月28日 17時) (レス) id: a351f178e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：南季
| 作成日時：2023年6月23日 21時
