マチノソラ3

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「んー………痛てて……………」


だるい、腰痛い。あのあと何回しただろう。
2か月の隙間を埋めるように何度も求められて、最後の方は記憶がない。

窓から差し込む陽はもうてっぺん近くなっていて、外からは週末の昼の音が聞こえた。

「わっ」

ベッドから降りようとしたら腰に抱きつかれて引きずり込まれる

「起きてたの？」

「いまおきた………」

「ごはん作ってくる」

「……………ごはんよりこっちがいい」

「もう昼だってば。あ、ちょっ………」

Tシャツ一枚しか纏っていない素肌を撫でるようにさすられて、昨夜の情事を思い出す

「倫也さんっ」

「やだ。」

馬乗りになってキスが始まれば、もう倫也さんはスイッチが入っていて寝癖さえもセクシーに映る

「だから〜〜〜〜！」

腕で押し返していると、振動音。


「電話！電話！！」


拗ねた顔をどかせてタップすれば


「須藤？もしもし？土曜にどうしたの？うん、うん、え、それは困ったね、今会社なの？」


須藤の担当会社と何かトラブルがあって、対応を迷っているようだった。


「あーそしたらさ…………………ッ！！？」


じろりと睨むと、わざとらしく舌をだして太ももを舐められる。

「ごめんっ、なんでもない、私のデスクの青いファイル…………っ」

必死に抵抗するも片手に電話を持ってるせいで、全く太刀打ちできなくて、そのうち後ろから両胸に伸ばされた指は、先端に触れないようにくるくると触られて、もどかしい動きに昨日の身体が反応してだんだん熱くなる

「んっ？違うそっちじゃ、、っ…ん、うん、そうっ」


電話していない方の耳をザラリと舐められて、ゾクゾクっと身体が震える


「〜〜〜ッッ！？え？ごめ、なんか、電波悪い、みたいでっ、っうん、中みてみてっ、うん、うんっ、じゃ………っ、」


スマホをスライドして、

そのままバチン！！と頬を叩いた


「……………いって………」


「ッッバカ！変態！！」


ほっぺをさすさすとさすって上目遣いをされれば、あざといとわかっているのに可愛くて、うっ、と胸がなる

「……………だめ？」

しゅんとわざとらしく落ち込んで聞かれて、不覚にもさっきので熱くなってしまった身体に嘘がつけなくて、

だめじゃない……と答えてしまった。

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