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真・第二十二話個性 ページ9
松風は強い瞳で言い返す。
松風「それは違うと思う…だって、先輩だって同じ人間じゃないですか？なら、違うくないです。」
松風は落ち着いた声で言うが、メイナは叫ぶ。
「違うくない？何が違うくないのさ。
私達セカンドステージ・チルドレンは、『必要とされず、認められず、一人寂しく生き、大人になれない子供達』だ！
お前達とは違い父親も母親も居ないっ！！誰も……私達を必要とはしてくれない！認めてくれないっ！」
松風「誰にも必要されなくて…だから…だから君は、叫ぶんでしょ？」
泣き叫ぶメイナ。認めて欲しくて、必要とされたくて。
愛されたくて。寂しくて。
居場所は何処にも無くて。
寒くて、凍え死んだ心。
松風「………メイナ…」
全員「「？！」」
松風が、メイナ呼びした。
剣城「…天馬……」
松風「俺達、違っていて当たり前だよ。
それが『個性』ってモノだろ？ロボットみたいに、皆同じ顔、同じ声だったら、気持ち悪いだろ？
違って、良いんじゃないかな？」
違って良い
それが個性だから
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