賭け狂い【賭ケグルイ】

賭 ページ41

「金の獲りあいなんてぬるいことやってらんねーだろ？」

すると美化委員長は拳銃を取り出し夢子の頭に当てた。

「ゲームの勝者は、勝ち点の分だけ引き金を引くんだよ。」

つまり、このギャンブルはディーラーがカードを並べる前お互い一丁ずつ持って好きな数の弾を込め弾倉を回す。装填数は６発、６発すべて込めてもいいし１発も込めなくてもいい。終わったら箱に二丁ともいれ、区別がつかないようにする。開示の後、勝ったほうが箱から一丁取り出し相手に向かって勝ち点の数だけ引き金をひく。弾がでなかったり出ても当たらなきゃもう一度始めからゲームをやり直す。

「一発でも弾が当たったほうの負けだ。」

「…ねえ、それってもちろんエアガンかなんかだよね？」

「あ？んなわけねーだろ。」

「いやいや、何を馬鹿な…」



銃声が頭の奥まで聞こえた。
鈴井の近くの床をみると穴が開いていた。

「もちろん本物だ。うへっ、やるぞ夢子。お前だけが頼りなんだよ！さいっこーの読みあいをしようぜ！安心しろよ、あたしも銃の練習なんてしたことねーから頭にゃあたんねーだろうし一発じゃそうそう簡単に逝かねぇよ。すぐに病院に連れて行ってやるしよぉ。あ！もしかしてあたしをヤったときのこと心配してんのか？馬鹿、大丈夫だよ！美化委員の人間には固く口止めしてるし、あとのことは会長がなんとかしてくれる！校内で銃撃事件なんて評判ががた落ちどころの騒ぎじゃねーからな。絶対に世間にばれねーようにしてくれるって！お前はなんにも心配しなくていい。心行くまで楽しもうぜ！」









「あ、頭おかしいのか？そんなことに付き合うわけないだろ…、帰ろう夢子。こんなやつに付き合って…」

美化委員長は鈴井に馬乗りになった。

「なぁ、お前。何だってあたし達の楽しみをとめるんだ？」

「…こんなことやらせられるわけないだろ！」

「お前じゃ駄目なんだよ、会長もしてくれない、夢子しかいないんだ。お願いだよ。ヤらせてくれよ…もう我慢できない。頭がおかしくなっちまう。」

「ふ、ふざけるな！いいからここから出してくれ！」


「何でだよ…こんなに頼んでるのに。」

「そういう問題じゃないだろ。こんな狂ったギャンブル、どんだけ頼まれたってやるわけがない！」



「わかった、わかったよ。お前、









邪魔だ。」









鈴井の首元に銃口が向けられていた。

＿→←誘

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーナンバー

8

ラッキーアルファベット

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