賭け狂い【賭ケグルイ】

誘 ページ40

「見つけたぜ〜、夢子ぉ〜」

生徒会室に向かおうとしていたら、生徒会美化委員長に会った。

「お前、まだ借金返してねーらしいな。美化委員長としては見逃せねーなぁ？」

「まあ…それは、申し訳ありません。ただこのあと予定がありますのでその話は後日伺ってもよろしいですか？」

「…あのなあ夢子ぉ、美化委員長としてはそうはいかねーんだよ。」

手錠を取り出して、夢子の手首にかけた。

「夢子！」

「あの男と女も連れて行け。」

「はぁ〜い」

私は目隠しをされ、そのまま連れて行かれた。


＿＿＿＿＿＿＿＿

目隠しをはずされると、小さな部屋に来ていた。

「ここは学園のゴミどもを矯正するために地下に作られた取調施設だ。直接尋問するための聴取室と別室で監察するための監視室に分かれている。」

「私たちはさっき言った通り用事があるの。用事が終わってからでも取り調べはできるでしょ？」

「予定ねぇ、知ってるよ。でもそれ一旦キャンセルだ。お前みたいな不良生徒が会長サマに会えると思ってんのか？ましてや公式戦なんて論外だ。そんな気も起こらないくらいカンキンチョウキョウしてやる。もしどうしても会長とヤりたいってんなら、まずあたしとギャンブルしようぜぇ〜。」

「まあ、ギャンブル！それならそうと早く言ってくださればよかったのに。」

「お前ならそう言ってくれると思ってたぜ。あたしにはわかってる。あたしとお前は同類。スリルに興奮するド変態だ。」

「そんな、変態だなんてはしたない♪」

「じゃあさっそくギャンブルの説明をしてくぞ。さっきいった取調室と監視室はどちらも完全防音の密室。２つの部屋をつなぐのはそれぞれに設置されたカメラとモニターだけだ。今回のギャンブルはこの部屋とこのカードを使う。ＥＳＰゲームと呼んでいるギャンブルだ。ルールは簡単だ。別室にいるディーラーがどうカードを並べるか予想するだけ。カード当てのゲームだ。具体的な手順としてはまずディーラーがカードを好きな順に並べる。ディーラーの手元はモニターを通してみることができる。ディーラーが並べ終わったら今度はあたし達が並べる終わったら３人とも開示だ。ディーラーの並べ方に合致する枚数の多いほうが勝ちだ。枚数の差がポイントになる。」

「なるほど、シンプルでよいゲームですね。それでは賭け金はどうしましょう？」

「夢子よぉ〜、違ぇだろ。ふざけてんじゃねーぞ。」

賭→←終

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

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