賭け狂い【賭ケグルイ】

＿ ページ18

「さあーっ張った張った！」

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「どこに置くかはAさんが決めていいですよ。」

「んー、じゃあ…」

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「うん。ここで。」

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1

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「ゼロ。それまで！賭け方出そろいました！」

「若干悩んでいらっしゃったようですがなにか意図でも‍？」

「そのツボ、裾広がりになってる。
とすると、物理的に真ん中の若い番号に刺さる可能性が高い。んまあでも、当たんなかったら面白くないし。私達、気の長いほうじゃないから。」

「ふふ、それが仇とならないことをお祈り致しますわ。」


「では参ります。勝負！



十七の生！三十の死！」

外れちゃった。
あちらは、…あぶねー。1つずれてたら当たりだったわ。

「両者外れましたので、チップの移動はありません。」

「惜しい惜しい。さ、次に行きましょう。」

「ゆ…夢子。A。見てらんないよ。こんな馬鹿な金額のギャンブルはやっぱりやめよう。」

「残念ながら、それはできませんわ。最初に説明した通りどちらかのチップが0以下にならない限り終わりませんので。」


「鈴井さん。そんなに心配なさらなくても大丈夫ですよ。この程度のお金惜しくもありません。ギャンブルを楽しみましょう‍？」

「私も別に惜しくもない。思ってたより額は小さかったから助かった。でも、4000万円は小さい額だけど失うと思うととても嫌だな。まあ4000万円以上失うだけれども億はいかないだろう。」

「それにチップの移動が激しいからこそこのギャンブルは面白い。途中でやめるなんてもったいないですよ。」

「そうでしょうとも。鈴井さんとおっしゃいましたか？口で説明するのは難しいですが…

ただ1回のツボ振りで予想を超えた大金が動くこの感覚。１度味わってみればよろしいと思います。ね‍？夢子さん。Aさん。」

「この興奮はギャンブルの種類によって違う。この感覚、」
「ええ、やみつきになってしまいそうです。」

夢子と目を合わせて、西洞院さんを見る。

「ただ…




貴方のやり口は最低ですけれど。」

「…失礼。今なんと‍？」

「聞こえなかったの‍？



あんたは最低だっていったんだよ。さっきの早乙女との公式戦、あんたがもちかけたんでしょ‍？」

「早乙女さんは御自身の名誉を回復するために公式戦を挑まれたのだと思いますが、それならこんな損害が莫大になり得るギャンブルをする必要はありません。貴方のやり口は闇金融と同じです。」

＿→←賭

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
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