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1日烏間先生が狙われ、イリーナ先生が勝ち星を掴んだ。
にしてもイリーナ先生の師匠、渋い人だ。カッコいい。ロマンスグレーと言うんだろうか、ああいう人は。
貴方「律、我が家へいらっしゃい」
律「お邪魔します、Aさん」
さて、今日は律を我が家のパソコンに招いている。
というのも私はネット上であれこれと活動をしていて、動画を弄ったりすることもあるのだが、その情報をどこぞから仕入れて来たらしい律に一緒にやらないかと誘われたのだ。
律「それにしても驚きました。Aさんがネットで有名なあの“氷室翼”さんだったなんて」
貴方「秘密だよ」
律「はい!」
氷室翼。前世の苗字氷室に、飛燕から連想し大切なものの意味も込めて翼を名前にした私のハンドルネーム。
オタ活をネット上に公開する時に全てこの名前を使っている。ゲームのプレイヤーネームはICEだけど。だってゲーム上で何か問題あった時に飛び火するの面倒だし?
貴方「最新鋭の技術が詰め込まれた律と組めるなんて頼もしいな」
律「ふふ、お任せください」
私の描いたイラストを繋げて簡易的なアニメーション。アニメ会社のアニメとは違って枚数も少ないので動きは硬いけど、このパソコンのスペでここまで作れるとは。
貴方「律の液晶のプログラム使ってさ、キャラ動かしたり出来る?」
律「はい、出来ますよ。作っておきましょうか?」
貴方「本当!? お願い! ありがとう!」
やった! めちゃくちゃ嬉しい!
10年単位で待たなきゃなんないと思ってた。楽しみ〜。
律「Aさんはたまに未来を知っているのかと思います」
……ははっ。流石人工知能だ。
これは、もう少し気を引き締めた方が良いか。
貴方「さぁ。もしかすると、そうかもね」
でも君になら、知られても良いかもしれないね。
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作者名:mol/L | 作成日時:2022年8月3日 20時