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ちょっと喋り過ぎてしまった。今ではギャルの仲間入りで、不良な彼氏も出来たらしい。変わったね君。
そんなことを話してたので、5分くらいのつもりだったのにもう10分だ。
走る速度を早めて予定経路を追う。
貴方「は？」
着いた先で見たのは、倒れ込む男子3人と、大丈夫かと声をかける愛美ちゃんの姿だった。
貴方「ちょ、何があったの！？ 2人は！？」
渚「あ、そ、それが……」
渚君が言うに、どうやら高校生に連れ去られてしまったらしい。
絶対マワすだろうなぁそれ、危ないぞ早めに行かないと。
チッ、うざってぇ。パンピー、それもか弱い女の子になに手ェ出してんだ。任侠ってのが足りてねぇんじゃねぇか？
貴方「渚君しおり持ってたよね、目次で犯人が誘拐された時を調べて」
渚「へ？」
携帯をカコカコと操作する。
私は目次しか見てないので内容が分からないがあの先生のことだ、無駄に詳しく載ってるはず。地図も多分ある。
私がすべきは見付け出してぶん殴った後、落とし前をつけさせること。
顔と生徒証と制服は撮って、調べさせねぇと。
渚「本当にあったよ」
赤羽「うわ、ほんとだ。良く知ってたね飛燕さん」
貴方「目次だけは目通したから」
どこのどいつなのか。私の活動範囲内なら殺す。指一本でも触れてみろ、知り合い動かして徹底的に潰すから。
万一があるかもと仁さんにも連絡し、開かれた地図を覗き込む。
杉野君は電話で先生に指示を仰いでいた。それで良い。
あー、マジでキレそう。キレそうってかキレてるけど。
1番近いところを私達が行き、他は殺せんせーが回ってくれるらしい。
ここ以外で隠れられそうな場所がないか取り敢えずここら辺に奴にメールして、それから。
赤羽「さっきから何してんの？」
貴方「ここらの知り合いにこの地図以外に思い当たるとこあるかメールしてる」
赤羽「へぇ、知り合いいるんだ」
貴方「うん」
着いた先でにはいかにもな輩が数名。
赤羽君が全部やっちゃってくれてるが、女の私や愛美を目掛けて来る奴もいる。
貴方「あー、うっっざ」
ドゴォッと回し蹴りが米神に決まる。
赤羽「ヒュゥ、やるねぇ」
貴方「どーも」
かかって来る奴らを全員ノして写真を撮り、この高校知らない？とメールを送信する。
まあ多分すぐ来るだろ。そういうのに詳しい奴もいるし。
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作者名：mol/L | 作成日時：2022年8月3日 20時
