【呪術廻戦】なんでも張り合う五条くん

張り合い4 ページ5

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ある日の休み時間



「俺の方が上手だし」



ペンを回していると、ポンと肩を軽く叩かれ高そうなペンを始めてもいないのにドヤ顔をして手に持った



今日もいつも通り絡まれた。世界は平和だね



私は回しているペンを止めて机に置くと、五条くんはふぅと軽く深呼吸をして、集中した顔つきでペンを回転させた



そしてペンは緩い回転をしながら手元から落ち、丁度ペン先が五条くんの足に刺さる



「っ〜〜？？？！！！！」


「ぶはっ」



手で負傷した足を押さえながら床をゴロゴロとペンの代わりに自分がのたうち回る五条くん



五条くん、君は天才だ(爆笑&●REC済み&例の二人に転送済み)



私は気がすむまで爆笑すると、痛みで涙を浮かべて私を睨む五条くんに絆創膏を差し出した



「ほら、少し血が出てるから貼っときなよ。菌が入ったら膿になっちゃうし」


「い、いらねぇよっ！！ 今のはわざとだわざと！！ もう一回やるから見てろっ！！！」



恥ずかしそうに顔を真っ赤にした五条くんが、今度は乱暴に勢いよくペンを回転させる



ペンは勢いよくぐるぐると回転しながら放物線上に飛んでいき「授業始まるぞー」と測ったとしか思えないタイミングで入ってきた夜蛾先生の足に



「「あっ」」



＿＿ぶすり、と刺さった



この後の光景は、勿論全て録画してある。暫くは夏油くんたちはこの動画で五条くんを煽りまくったそうだ



五条くん、君は天才だ(二回)





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