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第二章 名前 ページ3

「私の名前を知っているのかい?……………。」

私の目を見て、太宰さん………?は固まった。

え……やばっ…怖。

ただただ、目だけが輝いている。

……………ん?

スッと太宰さんに手をとられた。

「美しい……。その不安そうに輝く青色の瞳…。何もかもが愛らしい。どうか私と………、心中してもら…。」

『お断りします。』

彼の言葉を遮ったあと、一回脳みそを整理する。

・私は今、文………なんとかの世界にいる。

……この時点でおかしい。

とりあえず……頭で考えない方がいい。

行動が、何よりも大切なこと。


『……あの〜…一つだけいいですか?』

「はい?」

『此処は……何処ですか?』



場が固まった気がした。

「………お嬢さん、記憶喪失?」

『違います!!』

私が目を見開いていうと、太宰さんは悪戯が成功したような顔をして、此方を見た。

「じゃあ、今から質問するから答えてねぇ。」

『…?はい。』

私は、川辺みたいなところに腰を下ろし、太宰さんと向き合った。

「お名前は?」

『Aです。』

「おぉ!!綺麗な名前だね〜。」

『有り難う……ございます?』

「名前が分かるなら、記憶喪失じゃないかもね。」

『ないですって。』

それにしても……タイムスリップ。

…ってことは…、見た目!!

『太宰さん!私の見た目、どうなってますか?』

「ん〜?茶色い髪に、青色の瞳。パンツスーツを着ているね。」

『………え?…青色………?』



どうやら、私は見た目も…変わったらしい。


洋服や、見た目は変わっている……。

となると、

持ち物。

私はいつの間にか持っていた、鞄の中を漁る。

『少し太宰さん手伝ってください。』

「?いいけど…………。」

第三章 犯人→←第一章 時空


ラッキーカラー

あずきいろ

今日のラッキー文豪

与謝野晶子


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設定タグ:文スト , 恋愛 , 激甘?   
作品ジャンル:恋愛
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あや(プロフ) - NOANOA(ФωФ)さん» ありがとうございます。 (2019年4月11日 16時) (レス) id: aecdb871b7 (このIDを非表示/違反報告)
NOANOA(ФωФ)(プロフ) - 更新頑張ってください!応援してます! (2019年4月10日 23時) (レス) id: aa55d3a65c (このIDを非表示/違反報告)
NOANOA(ФωФ)(プロフ) - もうあやさんのボードに行きましたぁ! (2019年3月27日 23時) (レス) id: aa55d3a65c (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - NOANOA(ФωФ)さん» 貴方のでいいですか?それとも私のですか? (2019年3月27日 23時) (レス) id: aecdb871b7 (このIDを非表示/違反報告)
NOANOA(ФωФ)(プロフ) - OK でーす! (2019年3月27日 23時) (レス) id: aa55d3a65c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:如月あや | 作成日時:2019年2月23日 9時

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