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言い訳が5回 ページ7

「はやかったな」

『うぉぁああ!!』

銀さんと(強制的に)別れて家に入ったあと、高杉が出迎えてくれた。

「...もう少し色気のある声出せねェのか」

『ご、ごめんなさい...?』

別に謝ることでも無ェだろ。といいながら私の手に持っていた袋をさりげなく回収した高杉は

袋を開けて手を止めた。

『どうかした?』

「...無ェとは思っていたが、まさかここにあるたァな。」

袋から高杉が出した手には

『き、消えてしまいたい...』

私が汗を拭いた高杉の手拭いが。

「おっと、逃げんじゃねェぞ?クククッ」




「で、なんで手前ェが持ってんだ?」

『その、間違えて持って行っちゃって...ごめんなさいっ!!』

居間に連れていかれ高杉に正座をさせられた私は腹を括って頭を下げた。

高杉が動いている気配がする。

私に、その...ほ、惚れている高杉は私を斬ることは無いだろうが、どうだろう。

あってもデコピン...とか?か、監 禁は勘弁してっ...!!

「そうだなァ...Aが何か俺の喜ぶような事してくれたら、許してやってもいいぜ?クククッ」

高杉さん、笑顔がとてつもなく怖いです。

でも、高杉が喜びそうな事って、しかも私がって、嫌な予感しかしない...

「出来ないならどうしてやろうか...なァ?A」

バカにされてる。バカにされてるぞ私。

...くっそ、こうなりゃヤケだっ!!

私は高杉の着物の裾を思いっきり引っ張った。

「っ...!?」

『こ、これで許してくれる...?』

向かい合って高杉をぎゅっと効果音がしそうなくらい抱き締める。

「...あー......。悪ィ、からかい過ぎたな。飯作るから、離れろ...」

お互いぎこちなく離れると、高杉は口元を手で覆ってそそくさと台所に引っ込んでしまった。

しかし、私は見逃さなかった。

高杉の耳が真っ赤に染まっていたのを。

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乙愛 - あ、あれ……結構前の作品…? (2019年3月9日 22時) (レス) id: 6dafc5383a (このIDを非表示/違反報告)
きなこもち・こんにちわんこそば - 続きも、頑張って下さい! (2018年12月21日 22時) (レス) id: 8abefbb0f5 (このIDを非表示/違反報告)
沖田桜華 - とても面白いです!更新楽しみにしていますね! (2018年10月9日 23時) (レス) id: 98b8c85960 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん - 更新たのしみです!! 頑張って下さい! (2018年8月25日 23時) (レス) id: eccf631227 (このIDを非表示/違反報告)
白桜姫 - 次の再新楽しみに待ってます。(●´ω`●) (2018年8月23日 15時) (レス) id: feb278e6cf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Zen-On | 作成日時:2018年3月25日 21時

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