何故か“あの“高杉に世話を焼かれ、惚れられている【銀魂】 (ページ26)

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打ち明け話が24回ページ26

「…そうだったんですか。」

新八君は静かに息を吐き出して、ソファーにもたれ掛かった。

私は銀さんの失言を弁解できずに新八君と神楽ちゃんに迫られて、高杉との出会いから

今に至るまで全てを打ち明けたのだ。

「じゃあ、Aは敵アルカ？高杉の仲間アル？いっぱい悪い事してるアル？」

神楽ちゃんがしょんぼりと眉を下げて悲しそうに呟く。

『神楽ちゃん、あのね？わた…』

「む、今日の晩御飯はコロッケか。美味そうだな、いただきます。」

私の言葉を遮ったのは、どこからともなく現れた桂さんだった。

「おいてめぇヅラ！何俺のコロッケ食べてんだよ！！あと勝手に人ん家入んな！」

「ヅラじゃない、桂だ！」

『銀さん落ち着いて！まだあるから！』

銀さんが、ったく…と口を尖らせたところで桂さんがまた口を開いた。

「リーダー、A殿は犯罪には関わっていないようだ。しかも、あの高杉が

A殿を悪事に巻き込まんと守っていたんだぞ。」

「…ヅラ、それ本当アルカ？」

「ヅラじゃない、桂だ…本当だ。俺が嘘をつく人間にみえるか？」

パァッと神楽ちゃんの顔が明るくなり、よかったアル！と言ってくれた。

「まぁ、Aが敵だったとしても、私は仲間だと思ってるアルヨ！」

「それについては同感だよ。…というか銀さん。なんで僕らに黙ってたんですか？」

新八君の質問に銀さんはバツが悪そうにしながら言った。

「お前らに話したら反対するかもしれなかっただろ。とくに神楽なんかは！

…高杉の依頼なんて珍しかったし、女を守れなんて金が弾みそうな話じゃねぇか！」

『銀さんひどい…！』

私を金のなる木だと思ってたのね！？

「いや、違うよ！？」