銀の侍の考えが22回 ページ24
銀時side
俺が今週のジャンプを読みながら腹へったなぁ、なんて悠長な事を考えていると
台所の方からAの小さな悲鳴が聞こえてきた。
「Aさん?大丈夫ですか?」
「どうかしたアルカA、指でも切ったアル?」
神楽と新八が声をかけると大丈夫だという返事が聞こえてきた。
その後、神楽は定春を連れて近所を散歩してくると言って出て言ったが、
俺はそれよりAが気にかかっていた。
大丈夫って言ってたけど、ありゃあ大丈夫な声には聞こえねぇな。
ジャンプを一旦机に置き、台所に向かうとAが自分の手を見つめて何かを考えていた。
やがて、Aの唇が小さく動いた。
声は聞き取れなかったが、動きでなんとなく、言っていることはわかる。
あいつは、Aは。
___こんな手で、何が守れるのかな。
そう言っていた。
…あいつ、まだ俺達に隠してる事あんのか。
高杉の時には銀さんの冴えわたった勘で知ってたけどなぁ。
過去になんかあったんだろうな。多分。
まぁ、俺も過去には色々あったし、俺もAも、今更過去をほじくり返すのはやめにしよう。
そう思って新八もAも俺に気づかないまま、台所を去った。
高杉なら、なんか知ってんだろうな。
…Aがああ言った時、高杉はなんて返すんだろうか。
540人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
乙愛 - あ、あれ……結構前の作品…? (2019年3月9日 22時) (レス) id: 6dafc5383a (このIDを非表示/違反報告)
きなこもち・こんにちわんこそば - 続きも、頑張って下さい! (2018年12月21日 22時) (レス) id: 8abefbb0f5 (このIDを非表示/違反報告)
沖田桜華 - とても面白いです!更新楽しみにしていますね! (2018年10月9日 23時) (レス) id: 98b8c85960 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん - 更新たのしみです!! 頑張って下さい! (2018年8月25日 23時) (レス) id: eccf631227 (このIDを非表示/違反報告)
白桜姫 - 次の再新楽しみに待ってます。(●´ω`●) (2018年8月23日 15時) (レス) id: feb278e6cf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Zen-On | 作成日時:2018年3月25日 21時