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弁解が17回 ページ19

「で、俺達真撰組に誤解を解いて欲しい…って訳か?」

『はい、そうです。副長さん。』

私はじっと副長さんの目をみつめた。

私達は屯所に着くなり、あ、捜索願いの!と銀さん曰くジミーさんに見つかった。

それからジミーさんはバタバタと座敷の奥に引っ込んで行き、副長さんを連れて来た。

今はその副長さんと取調室に1対1で向かい合って座っている。

銀さんとジミーさんはマジックミラー越しに私達の話を聞いていると言うが…

「だが、お前が高杉を匿ったっつー事実は変わんねぇ。だから、必然的に俺達ゃお前が鬼兵隊との関わりがあると考えなきゃなんねぇんだが…」

『確かに、私があなた方の立場だったら疑います。でも、黒い関わりは無いんです!例えば、私が参謀だったりだとか、薬を密売しただとか、そんな事はしてないんです!』

副長さんは、だがなぁ…と頭を抱えて悩み始めた。

『…私が、ここにいることが証拠です。もしも、黒い関わりがあったら、ここには来ません。こんなリスキーな事、するはずありません。』

ふっと顔を上げた副長さんと目が合う。鋭い、思わず萎縮してしまうような目付きだ。

それでも私は負けずに副長さんの目を見つめ返した。

何秒か見つめ合って、ついに副長さんが折れた。

「わかった。一応そういう方向にも調査は進めとく。だが、何かお前に動きがあれば解る様に目付け役をつけとくからな。」

今日はもう帰れと副長さんに言われると、取調室の扉が開いた。

「良かったな。」

一歩外に出ると銀さんがふにゃりと笑って私の頭をガシガシと撫でた。

「ええと、旦那とAさんはどんな関係で…?」

ジミーさんが訝しげな表情で私と銀さんの顔を見比べたので、ふふっと笑って

『依頼人と守り人かな!』

と銀さんと声を揃えて言った。

まぁ、ジミーさんは更に訝しげな顔をしたけど。

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乙愛 - あ、あれ……結構前の作品…? (2019年3月9日 22時) (レス) id: 6dafc5383a (このIDを非表示/違反報告)
きなこもち・こんにちわんこそば - 続きも、頑張って下さい! (2018年12月21日 22時) (レス) id: 8abefbb0f5 (このIDを非表示/違反報告)
沖田桜華 - とても面白いです!更新楽しみにしていますね! (2018年10月9日 23時) (レス) id: 98b8c85960 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん - 更新たのしみです!! 頑張って下さい! (2018年8月25日 23時) (レス) id: eccf631227 (このIDを非表示/違反報告)
白桜姫 - 次の再新楽しみに待ってます。(●´ω`●) (2018年8月23日 15時) (レス) id: feb278e6cf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Zen-On | 作成日時:2018年3月25日 21時

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