祝☆投獄100 冥国視点 ページ5
双六主任が檻に閉じ込められウノと双六主任が言い合いするが、話の流れ的に俺達が中に居るのだと思っているらしい
「……檻の中にいるのは双六主任だぞ」
「…………なんでだぁぁぁぁぁ!!」
1拍間を置いた後に檻をつかみ叫ぶ双六主任。ウノとまた言い合いになって、結局…
「…手錠を付けられたな」
「何落ち着いてんだよ！」
「哀れみの目を向けているのだ」
「んなもんいるか！」
他にもウノ達に散々双六主任が言われるが、こいつ等にも天罰(？)が
「＿＿＿＿は？」
床が開き足元がなくなった。そしてそのままウノ達【は】落下していく
「ざまぁ」
「心配しろぉぉぉぉぉっ！」
こいつ等いつも通りに面白いなとか思いつつ俺は双六主任に向き直った
「…宙に浮けるのかよっ！」
「まぁ、言霊を使ったからな」
いつ使ったか？こいつ等が言い合ってるうちにだ
「おいおい……お前の力、厄介過ぎんだろ…」
「てめぇ…一体何のつもりだ」
「ちーっす……っと、こんな挨拶3010番に怒られんな。まぁいいや…一番厄介なのが残っちまったなぁ」
面倒くさそうに後頭部をかく豚がこちらに近付く。ゆっくりと、確実に
「3010番！てめぇはここを調べて来い！てめぇなら何とかなんだろ！」
「だが、貴様を置いては…」
「馬鹿野郎！てめぇさえ自由なら下にいる
双六主任にそう言われ仕方なく逃げる。そしたら勿論豚は追いかけてくる訳で
「待てよ3010番！そっちは＿＿」
『ドンッ』
「いっ……」
宙を飛んで逃げていたが上からの奇襲に対応出来ず床に叩き付けられる。胸が圧迫され一瞬息が止まる
「ｶﾊｯ…はっ…はっ…はっ…」
「此処にお前がいるとはな…No.∞」
「き、さま……なぜ…ここ、に……」
俺を抑える者を見ると、そこには何故か鎖の切れた手錠や足枷を付けた悟空猿鬼がいた
「お前を止められなかった時は俺も珍しく慌てたが……ふん、戻ってきていたか」
俺の嫌な空気はこいつが原因だったらしく、俺はゾクリと嫌な電流が背中を駆け上がってくるのを感じた
「お前の情報は全て聞いた……。【また】、十三舎か……好きなんだな、【13】という数字が」
ゆっくりと近付けられる顔。俺がここから抜ける前に見ていた顔と同じ筈なのに、なにかが違う
「…もうお前は＿＿＿＿」
悟空猿鬼が何か言っているが、俺はそこで気を失ってしまった
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作者名：エルフ・シャープナー | 作者ホームページ：http:
作成日時：2018年1月25日 22時
