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面接会場 ページ2

カツカツ、とヒールが音を立てる中私は音楽を聴いていた




6人の声が一つ被らずそれぞれの個性を発揮できているところ





物凄く羨ましくなった





はぁ、と溜息を吐いて面接会場のロビー的な所に入った





周りを見渡しても同じように面接に来てる人はいなかった




今4月だけどこんなに人いないことってある…?




もしかして闇金的な。。。





いやいやいや、それはない。





断じてない!!




「あ!こんにちわ、君がここで働きたいって言ってくれた子だよねー?」




そうにこにこしながら話し掛けてきたのは目尻にほくろのある細すぎる男性だった




『あっはいそうです!あの、面接会場ってどこにあるか教えて貰ってもいいですか?』




私の言ったことがおかしい、とでも言うように目を見開いてこっちを見てきたから目を逸らしてしまった。





「俺は七森紫乃だよ!皆からはなーくんって呼ばれてるんだけど…因みに俺ここの社長だからね☆」
『え…?』




会ったばかりの人は社長だった





マジか




私の人生今日で終わりかな




だってめっちゃ馴れ馴れしく話し掛けちゃったし




「じゃあちょっとここのお仕事内容説明しようかな」
『はい、分かりました』




すたすたと歩くななもりさんの後ろについて緊張しながらもここにいる方全員の顔は大体覚えることができた。




ってか面接は?

スタッフ…さん?→←朝



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作者名:憂@ui | 作成日時:2021年8月18日 11時

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