冒険者？ ページ13
胡蝶さんを見て、それから才華も
「どうか、力を貸していただけませんか？」
なんて私に頭を下げる。
何かできるっていう保証はないけど、と言いながら私は承諾した。
「だけど、ケイキ？のこと、あまりよくわかってないんですけど……」
そういうと、胡蝶さんは才華をよく見て、という。
「才華は安南東国の王の腹心だ」
腹心って、王の側付きの……？
「王に絶対忠誠を誓う人々。それが才華やケイキのことだ」
絶対忠誠、か。
「見た目は長い金髪に、黒以外の瞳。あとは、雰囲気というか……。うん、説明にしにくいな」
一呼吸おいてから、
「気配とでもいえばいいのかな」
と言った。
気配、と言われて私はまた才華を注意深く見た。
確かに、才華からは危険を感じない。
それどころか、温かみさえ感じる。
そのことを胡蝶さんに言うと、
「それだ。それを頼りに、ケイキを探して」
探すとはいえ、どこに行けばいいのだか。
何もわからないまま、一日が過ぎようとしているのがわかった。
才華には無理を言って、一緒についてきてもらっている。
「必ず見つかりますよ」
才華はそう言ってくれるけど……。
「気配は感じないし、金髪ってそういないのに、かすりもしないよ」
困っていた。
すぐに見つかる。
全員がそう思ってたために、一日かかっていることでさえ驚きだった。
何日かかるかはわからない。
どころか、冒険者よろしく別の国へと行く必要がありそうだった。
しかも、それは私一人で、らしい。
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さな(プロフ) - あと、読者の私からすれば行間を開けることや、登場人物の詳しい特徴…または情景描写が使われていたらもっともっと良くなると思います。初めましてのくせに生意気ですいません！ (2020年1月1日 1時) (
レス) id: d6e98db13a (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - はじめまして。この作品がランキングの上位に入っていたので読まさせていただきました。オリジナル作品は基本的に目を通さないのですが、このお話はすごく先が気になります。 (2020年1月1日 0時) (レス) id: d6e98db13a (このIDを非表示/違反報告)
陰月。(プロフ) - 名無し24146号さん» コメントありがとうございます<m(__)m>確かにそうですね……人の様子がわからないと内容が分かりにくいということになりますね。意識してみようと思います。 (2019年2月17日 11時) (レス) id: 83a189451f (このIDを非表示/違反報告)
陰月。(プロフ) - 十二国記さん» コメントありがとうございます<m(__)m>ええと、アンチスレというのがよくわからないのですが、評価の荒らしというものがあるという事ですか？ (2019年2月17日 11時) (レス) id: 83a189451f (このIDを非表示/違反報告)
陰月。(プロフ) - めぐっぽいど(偽物)さん» ありがとうございます。これからも応援よろしくお願いします。 (2019年2月17日 11時) (レス) id: 83a189451f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：陰月。 | 作成日時：2019年2月1日 11時
