桃瀬部長の弟は…？【男主】 (ページ33)

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言われた通りにグルッペン達と社長室に向かう。

エレベーターに乗った後は静かだった。

社長室に着いた為中に入る。

『 …。』

ソファに座ってぼーっと一点を見詰める。

tn ｢おーい、A？｣

手をAの前でぶんぶん振るが反応せず、

gr ｢ふむ…。トントンこれは初めてか? ｣

考え込むようにグルッペンは言う。

tn ｢ …うーん、実際なこういう所見たことないからな…。｣

gr ｢そうか…。｣

『あ…ごめん、』

はっとして意識を戻した。

tn ｢平気やで,｣

ふわり、優しく笑う。

gr ｢さて…本題といこうか。｣

グルッペンは社長席に座り腕を組んで見詰めてくる。

『ん…、分かった。』

少し眉を寄せてこくと頷いた。

tn ｢話すんはゆっくりでええから。｣

『うん…。』

ふう、と一息はいてから息を吸った。

『あの後部署戻って扉開けたら陰口が聞こえてなぁ,俺の性格…というより表面の…かなぁ,1部は嘘だって信じてくれてたからいいけど…もう1部が駄目だなぁ…。ムカついてウィッグとカラコンとったもん…。』

tn ｢よう頑張った…。それとごめんな。｣

『大丈夫やで…。平気…。』

gr ｢大丈夫ちゃうやろ? どうする。｣

そんな話をしているとこんこんと扉が叩かれた。

gr ｢入れ。｣

グルッペンが言うと扉が開いて Aの部署の子達が入ってくる。