第三話(6) ページ6
視点主:A
一「『ただいま。』」
十「一松兄さん!!A姉さん!!お帰りなさいマッスルマッスル!!!」
一「ただいま。」
『……。』スタスタ
十「あっれー?A姉さん、二階行k…(バシッ わっぷ!」
『…それ、カラ兄かおそ兄にあげといて。余ったから』
お「何何ー?俺がって……二千円!?!?これくれんの!?」
『私はどうせ使えないし、あげる』
十「夕飯どうするのー?もう出来てるよー?」
『後で。』
スタスタ……ガラッ
この時間が一番好き。
誰も居ないし、一人を実感できるし。
『でも、本つまんないや』
別に本は好き…でも流石に読み続けてると飽きてしまう。
そんな時だった。
ガラッ
『ん?』
ト「あ、まだ居たんだ」
『居て悪かったね。トッティ。』
ト「いや別に居ていいよ!?あとトッティ止めて!!」
『へい。あ、他の奴等はどうしたの。』
ト「銭湯行ってるよ。僕は着いて行かなかったけど…。」
『は?何で。彼奴らと一緒に行けば良かったじゃん。』
ト「いや別に僕の勝手じゃないかな!?」
はぁ…。
『で、あんたが残ったって事は何か言いたいことあんでしょ。』パタッ
ト「さっすが姉さん♪…今日さ、一松兄さんが帰って来てからおかしいんだよ」
『へー…。』
別に私は関係ないだろうし、そんな聞く耳を持たなかった。
ト「なんか、異様に凹んでて…。姉さんは心当たりない?」
『…。別に。一緒に帰って来たけどなんもないから。』
ト「絶対嘘。動きがおかしいもん。ねぇ、何があったか教えてよ。"昔みたいに"。」
こいつらには無駄だなと分かって全部話した。
『実はさ、どうして隠し事をするのかって一松に言い寄られて…。その時に突き飛ばしちゃったの。ただそれだけ』
ト「あー…なるほど。」
『さ、満足?私は風呂入って来るから。』
ト「はーい」
_「"昔みたいに"」_
ズキッ…。
「昔」その言葉が私は嫌い。
過去の私と、今の私が違うから。
過去の私の醜さが、目に見えちゃうから。
『×にたいな…』
生きてて意味はないのかもね…。
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澄(すみれ)(プロフ) - 陽炎/蜃気楼さん» わわっ!ここにも来てくださった!私も本家様大好きです!!まだまだ完結出来てないお話あるんですけどネ…あはは(((応援有難う御座います!!これからも頑張ります!! (2020年11月9日 17時) (レス) id: 2c441ea8cd (このIDを非表示/違反報告)
陽炎/蜃気楼(プロフ) - 初コメです!完結おめでとうございます!!言い終わり方だぁ(*´▽`*)本家のアニメはかなりギャグ多めで面白くて好きでしたがですがこういうのも 好きです!これからも応援してます(`・ω・´) (2020年11月9日 17時) (レス) id: 65a99cfd91 (このIDを非表示/違反報告)
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