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第一話(4) ページ4

視点主:チョロ松


『ふぁ…』

チ「あ、A。おはよう」

『ん。あ、また私が最後?』

お「そーだぞー!」

『あはは、ごめん。布団は片付けたから。』苦笑

チ「兎に角、朝ご飯食べな?残してあるから」

『あ、有難うチョロ兄。…いただきます』


僕らの妹兼姉のA。


生まれつき体が弱くて、誰よりも起きるのが遅い。


『あ、他の四人は?』

お「カラ松は橋、一松は猫に会いに行ってて、十四松は素振り、トド松はデートだとよ」

『へぇ…あ、おそ兄今日はパチ行かないんだ』

お「行ったし!!負けたんだよ!」

『あ…何かごめん…』

チ「いやパチンコより就職が先だろ!!」

『…御馳走様でした』


食べる量も少ないから、大体余ったやつでも残す。


お「あれー?また本屋ー?」

『うん。欲しい本が幾つもあって…お金は母さんから一応貰ってる。』

チ「暗くなったら帰って来てよ」

『私子供じゃないし。皆と同い年だし。』


じゃあ行ってきます。とだけ言って、居間から出ていく。


だからおそ松兄さんと二人。


お「彼奴いつからあんな冷たくなったかなー…お兄ちゃん寂しー…」

チ「子供の頃はあんなじゃなかったのにね。」


そう、Aが冷たいのは生まれつきじゃない。


気づいたら冷たくあしらわれていた。


お「前にさぁ、悩み事とか無いの?って聞いたらなんて言われたと思う?」

チ「"男の皆には到底理解出来ないからいい。"か、"別に悩み事とかないから。"じゃないの?」

お「うわ、当たってる…」

チ「そりゃあ僕もずいぶん前に聞いたらそう言われたからね」


Aは嘘をつくとき、動きがおぼつかない。


だから絶対隠し事をしているけど……


"皆と私は性別が違う。男の皆に言ったって意味がない。"


とか言って教えてくれない。


男だから何?


別に兄弟なんだから教えてくれたっていいだろ?


お「後さ、最近やたらボロッボロで帰ってくるよなー…」

チ「体弱いから喧嘩は出来ないのにね。何してんだろ」

お「いや、中学高校!!彼奴滅茶苦茶荒れてたぞ!?」

チ「あ、確かに」


中学高校とAはいつも返り血をつけて帰って来ていた。


_「………ただいま。」_

_「え!?何その血!?何したの!?」_

_「うっせ、お前には関係ないだろ」_


A、俺達ってそんな頼りない?

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澄(すみれ)(プロフ) - 陽炎/蜃気楼さん» わわっ!ここにも来てくださった!私も本家様大好きです!!まだまだ完結出来てないお話あるんですけどネ…あはは(((応援有難う御座います!!これからも頑張ります!! (2020年11月9日 17時) (レス) id: 2c441ea8cd (このIDを非表示/違反報告)
陽炎/蜃気楼(プロフ) - 初コメです!完結おめでとうございます!!言い終わり方だぁ(*´▽`*)本家のアニメはかなりギャグ多めで面白くて好きでしたがですがこういうのも 好きです!これからも応援してます(`・ω・´) (2020年11月9日 17時) (レス) id: 65a99cfd91 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:澄(すみれ) | 作者ホームページ:なし!  
作成日時:2020年9月26日 22時

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