七つ子長女は自虐気味。【おそ松さん】

終演(23) ページ23

視点主:A


お「おまっ…！！！A！そこからどけ！」

『………やだ。私はもう決めてたの。見つかったからころされるって。ならば、自分からしんでやるしかないでしょ？嗚呼、楽しかったな。ねぇ、私は皆と最後までカゾクになれてたかな？』

お「ざっけんな！！！絶対死なせねぇからな！！」


無駄な事、するつもり？おそ兄。


お「"二度と"お前を俺等から離してたまるか！！」

『っはは、じゃあ頑張ってよ。まぁ、無理だけど、ね…』


トンッ


お「A！！！！」バッ


あーあ、掴めっこないのに…。


体が落ちる感覚がある。


これで、人生全部終わりにさせよう……。

その気持ちで目を瞑った。

そろそろ地面につく…。私は皆と違ってこれでしぬ…。

楽しかった、な…。


バシッ


あ、れ…？何かに当たってる…？

絶対…、地面じゃない…。


一「十四松、ナイスキャッチ」

十「いえーい！！」

『へ…？』パチッ


目をあけると、皆が居た。


チ「はぁぁぁ…。キャッチしてくれるって分かっててもめちゃくちゃドキドキしたぁ…。」

『ぇ、ぁ、どういう…、事…？』

カ「嗚呼、銭湯で一松から話を聞いたおそ松が"多分、この事話すってAはわかってたと思う。そのあとA、しのうとすると思うから玄関で待ってろよ！"っていったんだ」


はぁ、最初から全部分かっててあの演技を…。


お「おっ、Aは無事だな！よし！早く家に入ろうぜ！」

ト「おそ松兄さん、一番心配してたんだからね。姉さんの事。」ボソッ


嗚呼、皆は私を家族と思ってくれてるんだ。

だからかな？涙が止まらないや。

チ「うぇ！？A！？なんで泣くの！？」

一「ね、姉さん。泣かないで…。」

『えへへ、嬉しくってっ…。皆が私を家族だって思ってくれてるのがっ…』

お「あったりめーだろ！性別とか関係無しに俺達は家族なんだからな！」


嗚呼、自分はこの家に生まれてこれて幸せだな。

皆、有難う。







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〜END〜

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