第十八話(22) ページ22
視点主:A
一松が皆と一緒に銭湯へ行っている頃、私は屋根まで行き、夜空を眺めてた。
多分あんな約束しても一松は優しいから喋ってしまうだろう。
その時に、何時でも×ねるよう、屋根にいる。
はは、やっぱり考えが馬鹿だなと、自分で思う。
「ただいまー」
丁度兄弟が帰ってきた。
はは、もう会えなくなっちゃうのかぁ…。
お「あ、居た。」
『おそ兄か…。』
お「なんだよ!俺じゃ不満な訳!?」
『いや?そう言えば一松から聞いたんでしょ?今日の事』
お「ひぇー俺達の事はお見通しかー…。」
ヘラヘラしながらおそ兄は私の隣に座った。
お「で?詳しく教えてくれるかな?Aちゃん?」
『やっぱりそうなるか…。いいよ。教えてあげる。まぁ、昔の話からしよっか…。』
【学生時代】
視点主:無し
ヤ「す、すまない…。も、もう止めてくれ…。」
『私の事、弱いと思ってたんでしょ?それはどんまw』
当時のAは荒れに荒れまくっていた。
勉強はせず、ずっと喧嘩か遊びで、生徒指導に呼ばれたことも多かった。
先「何でお前は授業をサボる!?頭がいいんだから、良い高校に入ろうと思わないのか!?」
『……………。』
先「お前はせっかく"優秀"で"良い生徒"なんだ。いいか?このままだと一生"お嫁に行けない"んだぞ!?」
『うるっせ…』
昔から浴びせられたAに対する期待の声。
Aはそれが大っ嫌いだった。
そして、他の兄弟と違う性別で生まれた事を心の底から後悔していた。
『あ〜…イライラする。とりま何人か煽って喧嘩しよ』
彼女にとって喧嘩はストレス発散だった。
しかし、この時の喧嘩が、後々酷い事となったとこの時の彼女は知らないだろう。
〜視点主:A〜
『って感じ。まずは』
お「本当にお前怖いわ。でも、どうしたら今日の事が起きるんだよ。」
『その時ボコった相手が悪かった。』
お「と、言うと?」
『あの時ボコりにボコった奴の彼女共が私に今となって仕返ししてきたって訳。』
お「ひぇー…女の執着ってこえぇ…」
『皆に言えなかったのは、"言ったらお前の大事な家族を×す"って脅されたから。本当は言いたかったけど…』
お「ふぅーん。」
そろそろ、いいだろう。
『あ、そいつらボコるとかは止めてね。流石に皆が女に手を出してるのは私がやだ』
お「あったりめーじゃん!出すわけねぇよ!」
『ふふっ、ならよかった。んじゃあ、もう終わりにしちゃうね』
お「はっ…?どういう…」
ガタッ
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澄(すみれ)(プロフ) - 陽炎/蜃気楼さん» わわっ!ここにも来てくださった!私も本家様大好きです!!まだまだ完結出来てないお話あるんですけどネ…あはは(((応援有難う御座います!!これからも頑張ります!! (2020年11月9日 17時) (レス) id: 2c441ea8cd (このIDを非表示/違反報告)
陽炎/蜃気楼(プロフ) - 初コメです!完結おめでとうございます!!言い終わり方だぁ(*´▽`*)本家のアニメはかなりギャグ多めで面白くて好きでしたがですがこういうのも 好きです!これからも応援してます(`・ω・´) (2020年11月9日 17時) (レス) id: 65a99cfd91 (このIDを非表示/違反報告)
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