第十七話(21) ページ21
視点主:A
二階で一人、うずくまっている。
多分、私は明日×されるだろう。
そんな事を考えていたら、一松が部屋に入ってきた。
一「ね、姉さん…。」
『…何、一松。今一人で居たいんだけど』
一「本当に内緒にしなきゃいけない…?"あの事"」
『皆に迷惑かけたくないからお願い、黙ってて。』
一「っ…でも、それで姉さんがもっと傷ついたらっ…!」
『私は昔から慣れてる、安心してよ。ね?』
一「…分かった。黙ってる」
実際、一松は"現場を見た"。
【数時間前…】
視点主:一松
今日もいつも通り猫に餌をやろうと、路地裏へ行った。
だけど奥の方から誰かを殴る様な音がいくつもした。
だから急いで見に行った所は。
女1「ほら立てよなぁ?」
『っ………』
姉さんが何人ものの女にリンチされている所だった。
一「ね、ぇさん…?」
『っ…!?』
女1「チッ、姉弟が来ちまった…あんたら帰るよ!!」
姉さんをいじめてた奴等は俺を見るなり帰って行った。
俺はそんな奴等よりも姉さんの傍に急いで駆け寄った。
一「ね、姉さん、大丈夫?」
『う、ん…大丈夫だよ…。えへへ、ごめんね、かっこ悪いとこ見しちゃって…』
姉さんはそういうと震えた手で優しく、俺の頭を撫でてくれた。
その帰り道、姉さんは俺にこう言った。
『今日の事、皆に内緒にしてくれる?』
一「!?いや、皆に言った方が良いと…」
『本当は知られちゃまずいの。あんな姿。本当は見られたくなかった。』
そういう姉さんの目に光が無かった。
『お願い、黙ってて。一松なら、出来るでしょ?』
夜に光の無い目で微笑まれた。
俺にはそれが少し不気味で、悲しそうに見えた。
一「分かった。守るよ。だけど、もし何かあったら俺に必ず言って。」
『………分かった。約束』
そう笑う姉さんは、昔の姉さんみたいだった。
その後家に着いた。
姉さんは人が変わった様に、皆に冷たく接した。
だけど、いまだに不思議なのは何故いじめられてたのか。
でも姉さんはそれを俺に言おうとしてくれなかった。
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澄(すみれ)(プロフ) - 陽炎/蜃気楼さん» わわっ!ここにも来てくださった!私も本家様大好きです!!まだまだ完結出来てないお話あるんですけどネ…あはは(((応援有難う御座います!!これからも頑張ります!! (2020年11月9日 17時) (レス) id: 2c441ea8cd (このIDを非表示/違反報告)
陽炎/蜃気楼(プロフ) - 初コメです!完結おめでとうございます!!言い終わり方だぁ(*´▽`*)本家のアニメはかなりギャグ多めで面白くて好きでしたがですがこういうのも 好きです!これからも応援してます(`・ω・´) (2020年11月9日 17時) (レス) id: 65a99cfd91 (このIDを非表示/違反報告)
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